高松商　2校目の「4元号勝利」！長尾監督も感無量「先輩に負けない恥じないチームを作りたい」

第103回全国高校野球選手権2回戦   高松商10－7作新学院 （ 2021年8月19日    甲子園 ）

＜高松商・作新学院＞　8回2死満塁、高松商・藤井は勝ち越しの走者一掃適時三塁打を放つ　（撮影・平嶋　理子）　
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　高松商が自慢の粘り強い打線で打ち勝ち、夏25年ぶりの校歌を甲子園に響かせた。2度目の挑戦で松商学園に次ぐ2校目の「4元号勝利」も達成し春夏通算60勝。長尾健司監督は「先輩に負けない、恥じないチームを作りたい思いがある」と感無量の表情だった。

　球場に向かうバスで4番起用を告げた藤井陸斗が勝負を決めた。8回、同点に追いつかれた直後の攻撃で2死満塁からスライダーを捉え、中越え決勝3点三塁打。5回にも2点適時打を放つなど2安打6打点の大暴れに「チャンスで回してくれた。期待に応えたかった」とほおを緩めた。

　2年生で高校通算34本塁打の最強2番・浅野翔吾も2安打1打点と大器の片りんを見せた。雨やコロナ禍による度重なる日程の変更も克服し、伝統校が好スタートを切った。