近江 先発・山田と小学校以来のバッテリーで島滝が本塁打含む3安打、4打点

[ 2021年8月20日 12:27 ]

第103回全国高校野球選手権1回戦   近江8―2日大東北 ( 2021年8月20日    甲子園 )

<日大東北・近江>2回無死一塁、近江・島滝は中越えに2点本塁打を放ちガッツポーズ(撮影・奥 調)
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 6番で出場した近江・島滝悠真捕手が本塁打を含む3安打4打点で、攻守にチームを盛りたてた。2回無死一塁で1ボールからの2球目直球をバックスクリーンへの先制2ラン。通算21本目の本塁打はうれしい公式戦初アーチとなった。「甲子園でホームランを打つなんて考えてもいなかった。打ったときの手応えは完ぺき。一番気持ちいいホームランでした」。5回は1死一塁から左中間へ適時二塁打、7回無死一、二塁から右へ適時二塁打と勢いは止まらない。1昨日、62歳の誕生日を迎えた多賀章仁監督も「すごかった。頼もしく成長してくれた」と目を細めた。

 守っても、前日の降雨ノーゲームからの連投となった2年生の山田陽翔を変化球を中心としたリードで引っ張った。山田とは小学校時代、滋賀の治田西スポーツ少年団で1学年違い。小6で組んだバッテリーが甲子園でも復活。当時は島滝が投手、山田が捕手だった。昨秋に新チームで捕手にコンバートされた島滝は「監督の気持ちが伝わったし、やるしかないと取り組んだ。ノーゲームになったけど、きのう対戦した経験を生かせた」と初戦突破に表情を緩めた。次戦は大阪桐蔭。「一戦必勝でいきます」と気持ちを高めていた。

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2021年8月20日のニュース