エンゼルス・大谷 左打者レジー・ジャクソン越え球団新40号 ゲレロと5差に

[ 2021年8月20日 02:10 ]

ア・リーグ   エンゼルス3-1タイガース ( 2021年8月18日    デトロイト )

<タイガース・エンゼルス>8回無死、大谷は右越えの40号ソロ本塁打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルス・大谷は本塁打を確信し、ゆっくりと一塁方向に歩み始めた。いわゆる「確信歩き」だ。相手の右翼手ははるか上空を通過する打球を見上げるだけだった。

 「打った瞬間、もちろん(スタンドまで)行くと思った」。1点リードの8回無死。大谷が救援右腕シスネイロのスライダーを右翼席中段まで運んだ。レジー・ジャクソンを抜き左打者では球団最多となる節目の40号到達。メジャー4年目で白星を挙げた試合での一発は初めてだった。

 前夜は同じシスネイロに見逃し三振。燃えるものがあった。「自分の間合い、タイミングで球種関係なくスイングできればいいかなと思っていた」。本塁打王争いは2位・ゲレロと5本差で独走。打点は4位の87とし、トップのディバース(レッドソックス)、アブレイユ(ホワイトソックス)に2差とした。

 この日はタイガースの主砲カブレラの史上28人目の通算500号達成を一目見ようとコメリカ・パークには2万7282人のファンが集まったが、主役は二刀流の大谷。「敵地でああやって応援してもらえるのは凄くありがたい」と感謝した。

 大リーグ公式サイトは「The greatest Sho on earth(地球で最も素晴らしいショー)」と大谷の名をもじり絶賛。日本が誇る唯一無二の二刀流に、全米が興奮している。(杉浦 大介通信員)

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2021年8月20日のニュース