敦賀気比 マシンガン打線爆発で乱打戦に競り勝ち 日本文理との北信越対決制する

[ 2021年8月20日 19:36 ]

第103回全国高校野球選手権大会 2回戦   敦賀気比8―6日本文理 ( 2021年8月20日    甲子園 )

<日本文理・敦賀気比>2回無死満塁、敦賀気比・東は左前適時打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第7日は20日、甲子園球場で1、2回戦が行われ、第4試合は3大会連続10度目の出場となった敦賀気比(福井)が、日本文理(新潟)を破り、3回戦に進出。夏は2大会連続の勝利となった。

 序盤から、日本文理の2年生エース・田中を攻め立てた。初回の1死満塁では前川が先制犠飛。2回には無死満塁の好機をつくり、東、沼田が連続適時打を放ち、さらに1死後に上加世田、前川が適時打。この回一挙に5点を奪った。5回にも1点を追加するなど猛攻が止まらず、8回には上加世田の適時二塁打でリードを広げた。

 新チーム結成以降、北信越では負けなしの北信越王者。夏の福井大会ではチーム打率・366を記録し、地元では「マシンガン打線」と呼ばれる重量打線で勝ち上がってきたが、甲子園でも持ち味を発揮した。

 先発の本田は4回に反撃の2ランを浴びるなど、6回途中まで3失点。試合をつくって先発としての役割を果たしたが、2番手の吉崎が終盤に猛攻を受けるヒヤヒヤの展開に。それでも最後は2点差で逃げ切り勝ち。両軍合わせて30安打の乱打戦を制した。

 甲子園では春夏通じて初となった「新潟」と「福井」の北信越対決は、福井の敦賀気比に軍配が上がった。

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