日本文理・鈴木監督「さすが選抜出場校の力」 2年生エース・田中が2回までに6失点し反撃及ばず

[ 2021年8月20日 21:25 ]

第103回全国高校野球選手権大会 2回戦   日本文理6-8敦賀気比 ( 2021年8月20日    甲子園 )

<日本文理・敦賀気比>2回2死二塁、敦賀気比・前川に中前適時打を浴び、この回5点目を奪われた日本文理・田中(撮影・坂田 高浩)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第7日は20日、甲子園球場で1、2回戦が行われ、第4試合は2大会連続11度目の出場となった日本文理(新潟)が、6-8で敦賀気比(福井)に敗れ、2017年の99回大会以来、4年ぶりの夏勝利とはならなかった。

 相手は新チーム結成以来、北信越では負けなしの北信越王者。2年生エースの先発・田中は初回に自己最速を更新する147キロをマークするなど快調に飛び出したが、敦賀気比打線につかまり2回までに6失点を喫した。鈴木崇監督は「(4本の適時打を許し5失点した)2回の流れを止められなかった。初回に追いつけなかったことが、きょうの敗因」と振り返った。

 ただ、打線は終盤まで追い上げ、8回に2点、9回も1点を返し、最後は一発出れば同点という場面まで迫った。同監督は「県大会から見えない力を味方にしてきたチーム。最後は出せた。結果は悔しいが、難しい中でよく戦った」と14安打を放った粘りを称えた。それだけに序盤の大量失点が痛かった。「田中も初回、球の走りは良かったが、敦賀気比打線の(野手の)間を抜く当たり、甘く入ったところをとらえる部分は、さすが選抜出場校の力」と脱帽するしかなかった。

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