日本ハム・杉谷 まさかのベース空過で試合終了 栗山監督「ダメだけど拳士らしい」

[ 2021年8月20日 22:59 ]

パ・リーグ   日本ハム3―3楽天 ( 2021年8月20日    札幌D )

<日・楽>9回1死一塁、郡の左飛に一走・杉谷は帰塁の際に二塁ベースを空通し、アピールによりアウト(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハム・杉谷がまさかの走塁ミスでサヨナラ機を逃し、引き分けに終わった。

 3―3の同点で迎えた9回。中前打で出塁した代打のR・ロドリゲスの代走として杉谷が出場。1死一塁の場面で続く代打・郡が左飛に打ち取られると、一塁走者の杉谷が二塁にタッチして一塁へ帰塁。しかし、一度踏んだ二塁ベースを踏み直さずに空過して一塁に帰塁したとして、楽天のアピールプレーでアウトとなった。

 栗山監督がリクエストを要求したが、判定は変わらずに併殺プレーとなって試合終了。責任審判の球審・西本は「杉谷選手が二塁を越えたところで一塁へ帰塁する際にアピールプレーがありまして、二塁を空過したと判断して、杉谷選手をアウトといたします」と場内に説明すると、ため息に包まれた。

 栗山監督は試合後、杉谷の走塁ミスに対し「ダメだけど拳士らしい」と苦笑い。「どこに行っちゃったのかな。あそこは自分で踏んでいるつもりなんだろうな。普通はベースから離れないか、大きく出ちゃった方がベースを踏んで帰る感覚があるんだろうけど、本人としてはベースを踏んで戻っている感じなのかもしれないね。ちょっとまだ(本人に)聞いてないけど。プロ野球選手がそんなことしちゃダメなんだけど、一生懸命やる中で何とかしたいというのは分かる。そういう(全力でやる)姿を見せる責任がある。(このプレー以外に)まだできることがある」と話した。

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