日本ハム・野村 2軍戦で復調場外2ラン!打撲の左膝の痛みと「付き合いながら」昇格アピール

[ 2021年6月2日 05:30 ]

イースタン・リーグ   日本ハム4―10巨人 ( 2021年6月1日    鎌ケ谷 )

イースタン・リーグ、巨人戦で左越えに本塁打を放つ日本ハム・野村
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 左膝打撲で2軍調整中の日本ハム・野村が1日、復調を印象づける場外本塁打を放った。イースタン・リーグの巨人戦に「3番・三塁」で先発出場。6回無死一塁から左腕・山本のスライダーを強振すると打球は左翼防球ネットを越える特大の2号2ランとなり「感触はいい感じ。打った瞬間、行ったかなという感じでした」と手応え十分に振り返った。

 4月10日のオリックス戦の9回にスライディングした際に左膝を強打。直後の診断では試合復帰まで2週間の見通しだったが、「打撲による関節炎」の症状がなかなか回復せず、栗山監督も「もう少しかかりそう」と見通しを示していた。野村は左膝の現状について「(痛みと)付き合いながらという状態。しばらく(痛みは)残ると先生からも言われている」と説明。走る動作の際に痛みが出るそうで、サポーターやテーピングで患部を保護しながら試合出場を続けているという。

 1軍は開幕から打線が低迷し、最下位に沈む一因となっている。主砲・中田とともに強打の三塁手・野村に懸かる期待は大きい。1軍昇格に向け、「焦ったところで…なので」と淡々と話しつつ「そんなに言えるほど活躍もしていないので、しっかり打って呼んでもらえるようにしたい」とさらなる猛アピールを誓った。(東尾 洋樹)

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2021年6月2日のニュース