強豪キューバが連敗で東京五輪出場逃す NPB所属投手リレーも1点差届かず

[ 2021年6月2日 14:21 ]

東京五輪米大陸予選1次ラウンドB組   カナダ6―5キューバ ( 2021年6月1日    ポートセントルーシー )

 五輪金メダル3度を誇る強豪キューバの予選敗退が決まった。前日のベネズエラ戦に5―6で惜敗したのに続き、この日も同スコアで競り負けた。

 先発ビエラが初回持たず2/3回を4安打3失点KOと誤算だった。そこからは日本プロ野球所属投手のリレーで何とかしのいだ。
 2番手の中日・ロドリゲスが6回1/3を4安打2失点。3番手としてソフトバンク・モイネロが1回2/3を1安打1失点。9回2死からは中日のライデル・マルティネスが投げ、反撃を待った。だが打線は11安打したものの、あと一歩及ばず。前日に負傷交代したデスパイネは欠場した。

 五輪の野球競技は1992年のバルセロナ大会から正式種目に採用された。キューバは92年バルセロナ金、96年アトランタ金、00年シドニー銀、04年アテネ金、08年北京銀と、全5大会全てで銀メダル以上を獲得し、金メダル3度という輝かしい実績を残してきた。決勝ラウンド進出を逃したことで、22日からメキシコで行われる世界最終予選には進めないことも確定。今夏の東京五輪出場の道は完全に断たれてしまった。

 B組からは、ともに2連勝を飾ったカナダとベネズエラが決勝ラウンドに進出する。

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2021年6月2日のニュース