ロッテ・角中 9回2死から値千金2点適時打「うぬぼれてた。やべえ、と思いました」

[ 2021年6月2日 22:40 ]

交流戦   ロッテ2―2中日 ( 2021年6月2日    バンテリンD )

<中・ロ2>9回2死二、三塁、角中は同点となる中前2点適時打を放つ(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 ロッテ・角中が9回2死二、三塁から起死回生の2点中前打を放った。

 一塁が空いていたことから敬遠気味の四球だろうと「うぬぼれていた」と自分をいましめた打席だ。又吉にカットボール2球で追い込まれ、「やべえ、と思いました」と素直に明かした。

 だが、ここから2度の首位打者経験のあるバットマンの真骨頂。「いつも通り、自分の打撃で」と集中し、3球目の148キロ直球を中前に弾き返した。これが、コリジョンルールの適用もあって同点打となった。これがチームにとって5月30日・広島戦6回以来、20イニングぶりの得点だった。

 打線は5回1死まで相手先発の小笠原の前に無安打に抑えられたが、初安打を放ったのも角中だった。「(チームが無安打とか)何も考えてない。そういうことより、自分の打撃をどうしようとか、打席に立ったらまずそこだと思うので」。頼れるバットは健在だ。

続きを表示

2021年6月2日のニュース