阪神・岩崎　決勝点献上も責められず　攻守でミス響き矢野監督「流れ変えたかなというのはある」

交流戦   阪神2ー5オリックス （ 2021年6月1日    甲子園 ）

＜神・オ＞8回2死満塁、肩を落として降板する阪神・岩崎（撮影・大森　寛明）
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　頼みの阪神・岩崎が痛恨の決勝点を許した。2―2の8回に登板。2死一、二塁から安達に中前適時打を浴びた。1回を投げきることができずに2安打3失点で降板。しかし矢野監督は中継ぎエースを責めることはなかった。

　「打たれたっていうような感じのものじゃない。引きずることもない。どっちにしても初回のバントと8回のエラー。流れを変えたかなというのはある」

　敗因は攻守のミスだった。初回無死二塁から中野がスリーバントを試みながら失敗（結果は空振り三振）。走者を三塁に進められず、後続も凡退して絶好の好機を逸した。また、8回の拙守が決勝点に直結。1死一塁から杉本を遊ゴロに打ち取りながら中野がミスをを犯した。二塁送球がワンバウンドとなる失策。12球団ワーストに並ぶ34個目の失策が致命傷となった。

　ただ、指揮官は起用した責任を認めたうえで奮起を促した。「俺の責任でもある。痛い1敗にはなったけど、こっからどうするかというのを見ていきたい」。前カードの西武戦でも失策を犯しながらも打撃で挽回。手痛い敗戦ながら発展途上の若虎への期待は変わらない。（山本　浩之）