ヤクルト・村上がリーグトップタイ15号特大弾!東京五輪中軸候補が2戦連発「最高の気分です」

[ 2021年6月2日 05:30 ]

交流戦   ヤクルト7―4楽天 ( 2021年6月1日    神宮 )

<ヤ・楽>7回2死二塁、村上は2ランを放ちナインとハイタッチ(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が、1日の楽天戦の7回、貴重な追加点となる15号2ランを放った。同日に既に一発を放っていた巨人・岡本和真内野手(24)にリーグトップで並ぶ一撃。東京五輪で侍ジャパンの中軸を担うことが期待されている大砲が、リーグ戦、交流戦ともに3位のチームを支えている。

 打った瞬間に確信した。どっしりとしたフォームで低めのフォークを完璧に捉えた。村上はバットを持ったまま一塁ベンチに向かって「ドヤ顔」。試合を決定づける豪快な一発を放ち、ゆっくりと走りだした。

 「何とか打ちたいと思って打席に入った。最高の気分です」

 7回、山田の中犠飛で勝ち越した直後の2死二塁だ。右中間席中段まで運ぶ、2戦連発の特大2ラン。本塁打王を争う巨人・岡本和がこの日の西武戦で先に15号を打ったが、すぐさま追いつくアーチとなった。

 コロナ下の遠征中、ホテル時間は長風呂で疲れを取るのがルーティン。ゆっくり1時間漬かりながら、YouTubeで他球団や大リーグの試合ダイジェストを見る。二刀流で大活躍しているエンゼルス・大谷には「凄いの一言です。次元が違う」と謙遜するが、豪快な打撃は共通項。「下半身の使い方だったり、ノーステップであれだけ飛ばせるのはしっかり体が連動している証拠。自分もできればとは思いますが、まだそこまでの体じゃない。徐々にできるようにはやっていきたい」と参考にする一人だ。

 侍ジャパンの中軸候補としても期待される21歳。5月は自己ワーストの25打席無安打を記録するなど、同18日に・333あった打率は、30日には・278まで急降下したが、2戦連発で復調気配が漂う。「5月の後半全く打てなくて、本当に悔しい思いをした。この悔しさを6月、一打席一打席返していきたい」と力強く言った。(青森 正宣)

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2021年6月2日のニュース