阪神・青柳と岩崎が侍ジャパン最終選考にリストアップ 難攻不落コンビが虎の日本一の前に金メダル貢献だ

[ 2021年6月2日 05:30 ]

<神・オ>試合前にキャッチボールで調整する青柳(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の青柳晃洋投手(27)と岩崎優投手(29)が、東京五輪で金メダルを狙う侍ジャパンの最終選考メンバーにリストアップされたことが1日、球界関係者の話で分かった。リーグ首位を快走するチームで先発、セットアッパーとして貢献している2人は、ともに初選出となる。最終登録メンバー24人は今月中に正式発表される。

 猛虎の進撃をけん引してきた男たちに“朗報”が届いた。5月31日のスタッフ会議でメンバーの絞り込みが行われ、青柳と岩崎がそろって最終候補に残った。ともに初選出となるが、サプライズと言えるのは青柳だ。球界でも数少ない変則右腕。今季も先発ローテーションの一角として3勝2敗、防御率2・50(1日現在)と抜群の安定感を誇示してきた。

 侍ジャパン・稲葉監督の期待する部分もはっきりと見て取れる。下手投げとサイドスローの中間「クオータースロー」は唯一無二。軟投派でもなく、直球は常時140キロ台後半を計測し、昨年からはシンカーも習得して課題だった左打者も克服しつつある。何より、初見となる海外の打者にとって攻略は容易ではない。2~3イニングのショートスターターとしても機能しそうだ。

 矢野監督の願いも通じた。稲葉監督が4月13日の広島戦を視察に訪れた際に「外国人のパワーに対抗できるというのは変則であったり、あまり対戦経験がないというところでは有利に働くことも多い。(五輪会場の)横浜(スタジアム)とか狭い球場でやるとなれば今の青柳の投球は、そういうところ(代表)に入ってもしっかりやれる」と特性を口にし“売り込み”をかけていた。稲葉ジャパンの“飛び道具”として、虎の背番号50が大舞台のマウンドに上がる権利を得た。

 岩崎は待望の侍ジャパン入りだ。今や不動のセットアッパーとしてチームに不可欠な存在。今季もチーム最多の25試合に登板し、リーグトップの18ホールドポイントをマーク。17年からは2年連続で60試合以上に登板するなどタフネスぶりも魅力で、代表入りの機運は高まっていた。独特の軌道と伸びを持つ直球は青柳同様に簡単には痛打されない。今後は球団への打診、当該選手への意思確認を経た上で今月中に最終メンバー24人が発表される見込みだ。

 阪神の選手が五輪など主要3大会で日本代表に選出されるのは17年の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の藤浪以来で、複数選手は13年第3回WBCの能見(現オリックス)、鳥谷(現ロッテ)以来。難攻不落コンビが虎の日本一の前に、世界一に貢献する。

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