広島の借りを甲子園で返す 阪神・佐藤輝は13日の広島戦で前回2三振の森下と「再戦」

[ 2021年4月13日 05:30 ]

ホーム甲子園で公式戦初アーチを狙う阪神・佐藤輝

 難敵撃破には、阪神ドラフト1位・佐藤輝の打棒爆発も必要だ。森下とは前回の対戦で2打数2三振と力負けした一方で、敵の本気度を体験した。試合を重ねることで確実に多くのことを吸収。自己最長の3試合連続安打で甲子園に戻り、期待は膨らむばかりだ。

 「(キャンプ中の対戦とシーズンとは)違うと思いますけどね。(配球的にも)球の質も、もう一個スイッチが入っていい球が来ていました」

 森下から連打を望むことは厳しいだけに、佐藤輝の長打力は魅力。9日のDeNA戦では場外弾を放って上昇気配を示しており、本拠地での初アーチが難敵からとなれば、さらに価値が上がる。矢野監督も「きっかけをつかんだ感じはあるかもしれない。攻められ方は一緒。我慢するところを我慢できれば打てるようになる」と一発のカギを“忍耐力”とした。

 ライバル5球団との対戦を終え、2巡目に入る。真価を問われる戦いはここから。豪快なアーチでの再スタートを虎党は待っている。

続きを表示

2021年4月13日のニュース