西武 プロ野球新のサヨナラ12連勝なるか?

[ 2021年4月13日 05:30 ]

20年10月21日、サヨナラ安打を放ち水を浴びせられる山野辺(左上)
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 【Weekly Data展望】記録が始まったのは19年7月19日オリックス戦。西武は4―4で迎えた延長11回裏1死無走者から中村が左越えにサヨナラ本塁打を放った。そこから20年10月21日ロッテ戦まで2年越しでサヨナラ試合に11連勝。サヨナラ試合で負けを挟まずに勝ち続けることは難しく、連続シーズンでサヨナラ試合11連勝は47~48年阪神、67~68年巨人、80~81年ヤクルトに並ぶ最多記録になった。

 もっとも、今季の西武はロードでは6勝1敗1分け(勝率・857)と勝ち越しているが、本拠地のメットライフドームでは2勝4敗(・333)と負け越し。さらに今季は延長戦がなく9回で打ち切られる。そうした試合形式も影響しているのか、パ・リーグのサヨナラ勝利はソフトバンクが3月27、28日ロッテ戦で記録した2度しかない。

 加えて今季の西武は栗山、山川、外崎と主力が故障離脱。若林、渡部、ブランドンと本塁打をマークしている新人の台頭があるものの、戦力ダウンは否めない。それでも、11連勝期間中に本塁打を含む2本のサヨナラ安打を放った中村は健在。森は入団7シーズンで5本のサヨナラ安打と勝負強い。今週の西武は13~14日の日本ハム2連戦、16~18日のソフトバンク3連戦と5試合全てメットライフドームで行う。劇的勝利を弾みに首位浮上を狙いたい。(記録課・宮入 徹)

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