巨人支える“6番目の男”高橋 開幕後の変化に見た今年にかける強い思い

[ 2021年4月13日 09:00 ]

ここまで開幕2連勝の巨人・高橋
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 「6番目の男」がチームを支えている。開幕ローテーションの6人目を担う巨人の左腕・高橋優貴(24)だ。8日の阪神戦(甲子園)では8回途中まで投げて2安打無失点の快投で、自身開幕2連勝をマーク。新型コロナウイルスの陽性判定を受けた丸、ウィーラーた主力を欠いて打線が苦しむ中、6回1死まで無安打投球を展開し、同一カード3連敗を阻止した。

 高橋の印象は「優しくていい人」。取材には丁寧に答えてくれるし、家族も大事にしている。今年の宮崎キャンプ初日の2月1日。24歳の誕生日を迎えると、練習前の球場の電光掲示板に祝福メッセージが映し出された。「奥さんからプレゼントされた洋服はキャンプ中に着てね」。

 地元のスタッフによる粋な計らいだ。気になったのでこのことに関して質問すると「着れないですよね、あんなんになったら。それもらったの?ってなるじゃないですか」と照れくさそうに笑った。一方で、昨年には第1子となる長女も誕生しており「去年から家族ができてそういった責任感もあると思うんで、そういった思いも背負ってやれればなと思います」と大黒柱としての自覚を口にした。

 そんな家族思いの優しい左腕。開幕前はかわすような投球をする印象だったが、この日は違った。3月14日のオープン戦でも甲子園で投げ5回1失点の内容だったが、首脳陣からスタミナ不足などを指摘されてフォームに合流したが、その時とは別人のようにどの打者にも内角を突いて強気に攻めていた。その試合で一発を打たれたルーキー・佐藤輝からも空振り三振を奪うなど3打数無安打に抑え「1本も打たせないつもりでマウンドに上がっていた」と振り返り、見事なリベンジに胸を張った。

 昨年は肘のケガなどもあって不調に終わっただけに、気持ちを前面に押し出した投球から今年にかける思いを感じる。開幕直前に「6番目」の座を掴み取った3年目。順調に白星を重ねる姿に期待したい。(記者コラム・田中 健人)

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