【スポニチ潜入 大阪発(5)】京産大・北山 オリックス平野佳追う最速151キロ右腕 新兵器で新境地

[ 2021年4月13日 09:00 ]

京産大の北山亘基投手
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 スポーツニッポン新聞社では、今年も企画「スポニチ潜入」でアマチュア野球の有力選手(高校、大学、社会人)を記事と動画で紹介します。大阪本社では「スポニチ潜入 大阪発」と題し、エリア内の有力選手を紙面、公式サイト「スポニチアネックス」、YouTube公式「スポニチチャンネル」において取り上げます。第5回は京産大・北山亘基投手(22)です。

 関西六大学リーグ屈指の剛腕・北山が、大学ラストイヤーの飛躍を期す。エース兼主将を務める大黒柱は、最速151キロを誇るプロ注目右腕でもある。

 大学の先輩・平野佳寿(オリックス)をほうふつさせる投球フォームから、球威抜群のボールを捕手のミットにたたきつける。1メートル82、80キロ。恵まれた体格から投じる最速151キロ、アベレージ球速145キロ前後の直球が持ち味で「打者が(直球が来ると)分かっていても空振りする直球を投げられるようにしたい」と、さらなる進化にも余念はない。

 その一環として体重増に取り組み、在学中の目標は82キロに設定。栄養学の知識も増やして間食、補食に励む。「球速を追い求めるわけではないですが、体を大きくして、それに比例して速くなってくれたら。出せるなら155キロくらいまで行きたいと思います」。高校時代にはスイングスピードも149キロを計測するなど身体能力抜群。地に足を付け、スケールアップを図る。

 直球に加え、“新兵器”も磨く。直球と同じ腕の振りで投じるスプリットだ。投球の幅を広げるべく直球に次ぐ球種を模索し、昨年7月以降に練習を開始した。すでに昨年のオープン戦から実力チーム相手にテスト投球も重ねており、「球速は130キロ台後半で空振りも取れるので、手応えはあります」。カーブ、2種類のスライダーと並ぶ球種としてさらなる磨きをかける。

 憧れの投手には楽天・岸孝之とともに、大学の先輩・平野の名を挙げる。19年1月、母校にがい旋した右腕にあいさつ。「立ち姿から違いました。自分が言うのもおこがましいですが、姿勢がよく、一つ一つの練習動作をすごく丁寧にされていたのが印象に残っています」と見ほれ、「このグラウンドからメジャーに行かれた。自分も上を目指してやっていきたい」と決意を新たにもした。

 京都成章時代からプロ志望。大学で地力を培い、勝村法彦監督も「平野には“似た球を投げる投手が入ってきた”と話したことはあります。まだ高低の制球が甘いけど、平野に近づいてくれたら」と期待する逸材。3日の今春リーグ開幕戦の大院大戦で2安打完封し、阪神・熊野輝光スカウトからも「直球の切れが良い」と評価を受けた。「大学で4年間、頑張って、目指すということでやってきた。最終的にはプロでやりたいと思います」。関西屈指の実力派右腕。その視線の先に、再び最高峰をとらえる。(文=惟任 貴信、動画撮影=平嶋 理子)

 ◆北山 亘基(きたやま・こうき)1999年(平11)4月10日、京都府京都市出身。小3から野球を始め、周山中では軟式野球部所属。京都成章では1年夏からベンチ入りし、3年夏に甲子園出場。京産大では1年春からリーグ戦登板。1メートル82、80キロ。右投げ右打ち。

 ※京産大・北山選手の動画は「スポニチチャンネル」において配信中です。

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