明石商 悲願の甲子園初優勝へ 来田主将「粘り強い野球を」エース・中森「155キロ出す」

[ 2020年1月24日 19:20 ]

センバツ出場を決めた明石商ナイン(中央左が来田、同右が中森)(撮影・平嶋 理子)                              
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 投打の軸が悲願の初優勝の原動力となる。明石商・来田涼斗主将(2年)は、2年連続3度目の選抜大会出場に向け「出場が決まって、より一層、気を引き締めて練習に取り組みたい。粘り強い野球をして、日本一になりたい」と話した。

 4季連続の甲子園大会出場は兵庫県では1997年春から98年夏までの報徳学園以来。昨年は春夏連続で4強に進出するなど、全国屈指の実力を付けてきた明石商に02年報徳学園以来、18年ぶりとなる兵庫県勢優勝の期待がかかる。今秋ドラフト候補で最速151キロ右腕の中森俊介投手(2年)は「センバツで155キロを出したい。勝てる投手、負けない投手として確実に試合を作りたい」と意気込む。今大会から1人の投手の投球総数を「1週間500球以内」とする制限が設けられただけに、課題は球数削減。「初球からストライクを取って、自分有利のカウントに投げられるようにしたい」としたうえで、一人で投げ切りたいか?の問いには「その気持ちはあります」と力強く答えた。

 狭間善徳監督(55)は「低めに投げて、チームのリズムを作る投球を1回から9回まで続けてくれれば」とエースに期待を寄せる。公立校としては09年の清峰(長崎)以来、11年ぶり、商業高校としては1985年の伊野商(高知)以来、35年ぶりとなる優勝を狙う。「明石商らしい、いやらしい野球というか“そんなことするの?”と相手に思わせる野球をしたい」と聖地での戦いを思い描いた。

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2020年1月24日のニュース