70歳の帝京・前田監督 10年ぶりセンバツへ「出られたらうれしい」

[ 2020年1月24日 05:30 ]

選手とともにトレーニングに励む帝京の前田三夫監督(左)
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 第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)の出場32校を決める選考委員会は、24日に毎日新聞大阪本社で開かれる。関東・東京6枠目の行方が注目される中、昨秋東京都大会準優勝の帝京は、春は10年ぶりの切符を信じて待つ。

 静かに吉報を待つ。発表を翌日に控え、ナインは東京都板橋区内で約3時間の練習。決まれば春は10年ぶり、春夏通じては11年夏以来の聖地だ。甲子園歴代4位タイの通算51勝を誇る前田三夫監督は「選手に特にセンバツの話はしていない。出られたらうれしいが、出られなくてもそのまま春、夏に向かうのみ」と話した。

 昨秋東京都大会決勝の国士舘戦で零敗し準優勝も、激戦を制して勝ち上がり復活を印象づけた。前田監督は「決勝は僕のミス。生徒は初の決勝で硬くなった。もっといろんな想定を伝えるべきだった」と悔やむ。関東大会8強校との比較で花咲徳栄がやや優位とみられるが周囲は復活を待ち望む。11日に行われた創部70周年と指揮官の古希を祝うパーティーではソフトバンクの中村晃が映像で「まだまだ強い帝京を見せて」とメッセージを寄せるなどプロOBも甲子園出場を熱望する。指揮官は「ありがたい。10年近く出られないのは僕にとっても初めてだが強い野球部をつくる」と意欲を見せていた。

 この日、練習の最後には今季から導入したソリを使った強化練習などを実施。御年70歳の前田監督もボートこぎの動作をするエルゴメーターを選手とともに行い、元気いっぱいだ。主将の加田は「全員下半身が強くなって、距離も出てきた。選ばれたら全力を出せるように準備する」。吉報は届くか。 (松井 いつき)

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