巨人「打撃の神様」生誕100年 4・8川上哲治デー 全員永久欠番「16」着用へ

[ 2020年1月24日 05:30 ]

代名詞の赤バットで球界初の2000安打を達成した川上哲治氏。4月8日、出身地の熊本で背番号16がよみがえる
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 巨人は23日、故・川上哲治氏(享年93)の生誕100年を記念し、出身地の熊本で開催する4月8日中日戦でチーム全員が同氏の背番号で永久欠番の「16」を着用すると発表した。公式戦では球団史上初の取り組み。プロ野球初の2000安打を達成した「打撃の神様」で、監督としても日本シリーズで9連覇した偉業を称える。

 8年ぶり日本一を狙うチームに川上氏の背番号「16」が宿る。舞台は故郷の熊本――。4月8日に天然記念物のクスノキがシンボルのリブワーク藤崎台球場で行う中日戦で、生前に「プロ野球界の生き神様」と称された伝説のプレーヤーがよみがえる。

 川上氏は現役時代にトレードマークの「赤バット」でプロ野球初の2000安打を達成したレジェンド。人格者で指揮官でも「V9」を達成するなど黄金期を築いた。昨年12月のOB会総会では山口寿一オーナーが「熊本でいくつかのイベントを企画してます。ジャイアンツの土台をつくった大監督で大選手。歴史を大事にしていくのが伝統」と明かすなど、常勝軍団の復活に向けて川上氏にちなんだイベントを球団内で検討してきた。

 メジャーでは初の黒人選手ジャッキー・ロビンソンのデビュー記念日の4月15日は全選手が同氏の背番号「42」をつけてプレーするが、日本球界では異例の取り組み。巨人では沢村栄治の故郷・三重県伊勢市で行われた14年と17年のオープン戦で沢村の背番号の永久欠番「14」で戦ったが、公式戦では球団史上初となる。

 川上氏が亡くなった13年当時、第2次政権で指揮を執っていた原監督は「巨人軍の父」と表現した。昨季も東京ドームの監督室には川上氏ら歴代監督の言葉が書かれた色紙が飾られ、燦然(さんぜん)と輝いた。今季は5年ぶりにリーグ制覇したチャンピオンチームとして熊本を訪れる。

 永久欠番「16」。原監督、コーチ陣、全選手が背負って川上氏の偉業を称え、常勝軍団に向け歩みを進める。

 ≪公式戦主な全員同背番号試合≫☆12年西武=稲尾和久「24」 西鉄のエースとして活躍し、07年に逝去した鉄腕・稲尾氏をしのび、生誕75周年の7月1日の日本ハム戦(西武ドーム)で全員が「24」の背番号を着用。61年の本拠地用ユニホームも復刻された。

 ☆16年DeNA=三浦大輔「18」 横浜一筋25年で現役を終えた三浦を称え、9月29日のヤクルト戦(横浜)で引退試合を開催。現役選手の背番号では初となる、全員が同じ背番号「18」を着て花を添えた。

 ☆17年ロッテ=井口資仁「6」 9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で引退試合を行い、全員が背番号「6」のユニホームを着用。観客にも「6」のボードと井口の顔写真が裏表になった応援グッズが配られた。

 ≪内野席の来場者全員に赤バットキーホルダー≫内野席の来場者全員に川上氏が愛用した「赤バット」をイメージした特製キーホルダーがプレゼントされることも発表された。背番号16をデザインしたボールが一組となった非売品。また球場に特設するグッズ売店では同背番号のレプリカユニホーム(税込み1万4300円)やフェースタオル(税込み2000円)なども販売する。

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