マー君 仙台の小学校で交流イベント「それぞれ目標を持っていて良かった」、活動継続に意欲

[ 2020年1月24日 16:29 ]

仙台市の小学校を訪れで子供たちとハイタッチする(左から)ヤンキース・田中、楽天・則本昂、釜田(撮影・久冨木 修)
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 ヤンキース・田中将大投手(31)は24日、仙台市の東宮城野小学校を訪問し、児童との交流イベント「MASAHIRO TANAKA BASEBALL SCHOOL」(協賛・西川株式会社)を行った。楽天の則本昂大投手(29)、辛島航投手(29)、松井裕樹投手(24)、釜田佳直投手(26)も参加した。

 「みんなそれぞれで目標を持っている子たちがいて良かったです。“別にな~い”とか言われる方がさびしいと思ったかもしれないので。みんなが夢、目標を持っていたことはうれしかったですね」

 児童と触れ合った田中は感想を口にした。午前中は体育館で4~6年生とキャッチボールゲームなどで体を動かし、昼休みには3年生と給食を一緒に食べた。3年生のクラスでは将来の夢について「宇宙飛行士」「動物園と博物館と水族館が一つになった施設をつくること」「ポケモンを作る人」「ピアニスト」「パティシエ」「プロゴルファー」と子供たちから具体的で多彩な意見が出た。

 野球人口が減り、野球離れは球界全体の課題ではあるが、「やること、目標というのはいろいろとありますから。野球が全てじゃないと思う。野球に全てつながらなくても。何か今後につながってくれたら、こちらとしてもやっている意味はあるのかなと思います」と持論を口にした。

 自主トレ仲間でもある「チーム田中」は17年から東日本大震災で被災した小学校を訪問してきた。東宮城野小は被災した荒浜小の児童を受け入れていた。昨年訪問予定だったが、児童にインフルエンザが流行し、学校側からの申し出で中止となっていた。1年越しで交流がかない、田中は「何か子供たちの活力になってもらえたらありがたい。またそういった存在であり続けられるように頑張りたい」と気持ちを新たにした。今後へ向けては「いろいろな方々のサポートもあり、こうした活動を続けられている。続けていける限りはやっていきたいと思います」と抱負を述べた。

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2020年1月24日のニュース