松坂 今は技巧派?の問いに…「速球派と思ったことない。昔から変化球が得意だった」 入団会見(2)

[ 2019年12月11日 18:10 ]

渡辺GM(左)と並んで笑顔を見せる松坂(撮影・尾崎 有希)
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 西武・松坂大輔投手(39)が11日、都内ホテルで入団会見を行った。06年以来14年の古巣復帰。入団会見は30分に及んだ。

 松坂との一問一答は以下の通り。

――日米通算200勝にあと30勝。その辺のこだわり、目標があれば。
 「難しくない数字だとは思いますけど…。ここ数年のことを考えると近くもないのかなと思う。以前はそんなに200という数字に対してそんなに考えたことはなかったんですけど、やっぱり僕自身も終わりというものが段々と近づいている中で、それと同時に達成したいという気持ちが強くなってきているのは確かですね。周りは無理だという人が多いかとは思いますけど、自分自身、諦めることはしたくないですし、最初からそういう気持ちでやっていれば届かないこともないかなということで、最後まで諦めずに200という数字を目指してやっていきたいと今は思っています」

――やりたくなかったボールを動かすピッチングと言っていたが、やはりきれいな直球が理想ということか。
 「ピッチャーのこだわりというか、自分のこだわりというんですかね。きれいな回転の速い真っ直ぐをずっと投げ続けていたいと。アメリカに行ったときも思っていましたし。故障も経験してそれができなくなっていく中でそのストレートに対する考え方も僕の中でかわってきたということですね」

――ボールを動かすタイプは技巧派と呼ばれるが、松坂選手は今、技巧派ですか?
 「技巧派とか速球派とか変化球ピッチャーとかいろいろありますけど、自分で速球派と思ったことはないですし、昔から変化球が得意だった。僕はどちらかというと、昔は速いボールを投げられる変化球ピッチャーだと思っていました。ライオンズ、渡辺久信GMから入団の話しをもらう中で、今のピッチングスタイルの話しにもなりましたし、今のパ・リーグの中では有効なんじゃないかという話しももらいましたし、僕はその言葉をいただいて、どこまでスキルアップできるか分からないですけど、動かすボールをメインにどうバッターを打ち取っていくかということを考えて、このオフ、キャンプを過ごしてやっていきたいなと思います」

――同い年の阪神・藤川も打者の様子を見て打ち取れることに関しては、今の方がいいという話をしているが。
 「今の僕とは違って、彼はものすごく元気なボールを投げていると思いますし。そうは言っても、いまだに分かっていても打たれないストレートを投げていると思います。僕もその姿にパワーもらっていますし、尊敬もしています。僕の方が、昔と比べるとかなりスタイルが変わっていますけど。彼の言っていることは分かりますし、そういうピッチャーにならないといけないと思っています」

――今、自信のある球種は?
 「うーん、なんでしょう。今の僕はそうですね、カットボールですかね」

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