阪神・高山 井上コーチの助言に燃えた!後輩・近本を「見習わなきゃ」

[ 2019年10月23日 05:30 ]

高山(左)、近本(右)に指導する井上・新コーチ(撮影・成瀬 徹)  
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 阪神は22日に甲子園球場で秋季練習を開始し、4年目を終えた高山俊外野手(26)がさっそく新任の井上一樹打撃コーチ(48)から手ほどきを受けた。現役時代は同じ背番号9。新人王に輝きながら2年目以降は殻を破れない現状を踏まえ、「近本から盗め」と助言されるなど初日から精力的に指導された。

 「井上道場」いや、「井上教室」か。前日の就任会見で「コミュニケーション・モンスターになりたい」と宣言していた新打撃コーチが早速、動いた。交代でロングティーを行っていた高山と近本に歩み寄り、身ぶりも交えて直接指導。練習後に2人との会話の一端を明かした。

 「ちょうどいいタイミングと思ったので。チカはあれだけの足があって“素晴らしい新人を獲った”とみんな言うだろうけど、打率2割7分ちょっとやろと。“お前の足なら3割は最低条件だよ”とね。高山には“でも高山、お前は近本の良いところが分かるか?”と。体がそんなに大きくないけど、本塁打も10本近く打った。そこは見習わなきゃいけない部分はあると思うよという話をした」

 2人とも井上コーチと同じ左打ちの外野手。特に高山は現役時代に付けた背番号9の中距離打者というところまでかぶる。「こじつけるねえ」と笑いながら、期待の大きさを言葉にした。

 「俺も器用系じゃなかったから。体で覚え込まさなきゃいけないものはある。高山の場合、ポテンシャルがあるだけにもったいないな…とは見ていたんで。彼なんかはあおって、あおってね。いい笑顔するじゃないですか。あれを引き出しながら練習させるという方向性かなと」

 高山は1年目の16年に新人王に輝きながら4年目も定位置を獲れなかった。殻を破るべく、新コーチの熱意を前向きに受け止めた。

 「同じ目線で話してくれた感じはするので、凄く聞きやすい雰囲気はあるのかなと思う。打ち損じが多かったのは僕の中にもあって『1つタイミングを早く取る』というのはずっと言われてきたこと。具体的に言ってもらえたので、それを意識しながら減らしていければと思います」

 近本はどちらかと言えば、ボールを前で捉えるタイプ。逆に、ギリギリまで引きつけて打てるのは高山の長所でもあるが、近本のような打ち方も参考にはなる。持論を押しつけるのではなく、自分で考えさせて、対話しながらレベルアップを目指すのが井上流。「高山脱皮計画」が始まった。(山添 晴治)

 ▽井上一樹の背番号 中日入団の90年から95年まで「38」、96年から03年まで「99」、04年から現役引退の09年までは「9」を使用。引退後、中日1軍打撃コーチや2軍監督を務めた10~13年は再び「99」を使用している。

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