ワールドシリーズ開幕  初出場のナショナルズが敵地ヒューストンで先勝

[ 2019年10月23日 12:53 ]

4回にコールから左中間に一発を放ったナショナルズのソトを迎え入れるチームメート(AP)
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 ワールドシリーズが22日にテキサス州ヒューストンで開幕。エクスポズ時代を含め、チーム創設51シーズン目で初めて大舞台に駒を進めてきたナショナルズ(ナ・リーグ)が5―3で今季両リーグ最多の107勝を地元のアストロズ(ア・リーグ)を5―4で下して先勝した。今ポスト・シーズンでは7連勝で通算9勝2敗。ナ・リーグ優勝決定シリーズ(対カージナルス)を4戦全勝で終えたために中6日と休養は十分で、そのアドバンテージを生かして初戦をものにした。

 ナショナルズは0―2で迎えた2回、チーム一筋15シーズン目のライアン・ジマーマン(35)が自身のワールドシリーズ初打席で、今季20勝を挙げているアストロズの先発ゲリット・コール(29)の投じた155キロの速球を中越えにソロ本塁打。4回には4番のフアン・ソト(20)が左中間に一発を放って2―2の同点とした。さらに5回にはアダム・イートン(30)の右前適時打と、ソトのタイムリー二塁打で3点を追加。今季の防御率(2・50)がア・リーグ1位だったコールを攻め立てた。

 投げては先発のマックス・シャーザー(35)が初回にユーリ・グリエル(35)に2ランを浴びながらも失点はこれだけ。5回まで112球を投げて7三振を奪い、粘り強い投球でピンチを乗り切った。

 アストロズは7回と8回、ジョージ・スプリンガー(30)の本塁打とタイムリー二塁打で1点ずつを入れて1点差まで詰め寄ったが反撃もここまでだった。

 コールの先発の試合で先制したケースでアストロズが負けたのは3月29日の開幕戦(対レイズ)だけで、それ以後、ポストシーズンを含めて19連勝を飾っていたが、最も大事な試合でその“勝利の方程式”が崩れる結果となった。

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