ソフトB 3年連続日本一王手!敵地で工藤監督「超攻撃型采配」ズバリ「ぶれずに決断しないと」

[ 2019年10月23日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2019第3戦   ソフトバンク6ー2巨人 ( 2019年10月22日    東京D )

デスパイネ(左)とガッチリ握手を交わす工藤監督(撮影・森沢裕)
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 ソフトバンクが6―2で巨人を下し、3連勝で3年連続の日本一に王手をかけた。DH制のない一戦で左翼に起用したアルフレド・デスパイネ外野手(33)が3打点。4回に代打で送った長谷川勇也外野手(34)が決勝犠飛を放つなど、工藤公康監督(56)の采配がことごとく的中した。23日の第4戦で、球団史上10度目(南海、ダイエー時代を含む)の日本シリーズ制覇を一気に決める。 

 15年の就任以来、工藤監督は5年目で4度目の日本シリーズ。戦い方は熟知している。この日で20試合目の指揮となったが、15勝4敗1分け。驚異の勝率・789とした。「決断をしないといけないところは、ぶれずに決断しないと」。短期決戦では迷わずに思い切った勝負手を繰り出し、勝利につなげてきた。

 2連勝で迎えた第3戦。DH制がない敵地・東京ドームで、超攻撃型のオーダーを組んだ。左翼にデスパイネ、右翼にグラシアル。守備面の不安も残る中、左投手のルーキー高橋に対し右打者を8人並べた。「デスパイネは交流戦でも守備をやっているし問題ない」。4カ月前、東京ドームでの巨人戦でも同じ布陣で戦っていた。ポストシーズン9連勝は最長記録更新となったが、周到な準備はレギュラーシーズンから始まっていた。

 4番・デスパイネは3、4回に2打席連続適時打で計3打点。5番・グラシアルは2回にバックスクリーンに同点弾を叩き込んだ。起用は当たった。

 早仕掛けにも迷いはなかった。2―2の4回1死満塁。1番・川島の場面で、代打・長谷川勇を送った。初球を打ち上げ左犠飛で決勝点が入った。終盤での切り札を、4回に起用。「経験が豊富ですし、あそこはポイントになると思った。しっかり外野フライを打ってくれた」と冷静に振り返った。

 選手も指揮官と同じ思いだった。ベテランの長谷川勇は自ら感じ取り、備えた。「試合展開を見て、予測して準備はしていた。初対戦の投手なので、クイックとタイミングだけ。狙い球とかはなかった。練習から仕留める準備をしている。そこは自信を持っている」と胸を張った。

 チームは3連勝で、3年連続日本一に王手。4連勝Vなら球団では59年の南海以来60年ぶりの快挙となる。それでも、工藤監督は表情を緩めない。「何が起こるか分からないのが日本シリーズ。とにかく一試合一試合を全力で。明日(23日)も今日のことは忘れて戦う」と前を向いた。(川島 毅洋)

 《19度目V率83% ソフトバンクは100%》○…ソフトバンクが3連勝で王手をかけた。無傷の3連勝スタートは引き分けのあった75年阪急、86年広島を含め19度目。過去18チームのうち15チームが優勝しておりV確率は83%。ソフトバンクでは59、17年といずれも優勝している。なおシリーズ4戦4勝は05年ロッテまで過去5度あるが、今日も勝てばチームでは59年以来60年ぶり2度目。複数回記録すればシリーズ史上初めてになるがどうか。

 ○…ソフトバンクは、昨年のシリーズ第3戦から7連勝。連続シーズンのシリーズ最多連勝は02年巨人まで3チームが記録した8連勝で、ソフトバンクでは14年第2~5戦、15年第1~2戦の6連勝を抜く球団新記録になった。また、同一球団で2度シリーズ6連勝以上をマークしたのはソフトバンクが初。

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