大谷 左膝手術 2月から痛み 来季二刀流完全復活へ早期決断

[ 2019年9月14日 05:30 ]

11日、インディアンス戦のベンチで待機する米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平。左膝の手術を受けることが発表され、今季はプレーしないことになった(共同)
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 エンゼルスは12日(日本時間13日)、大谷翔平投手(25)が13日(同14日)にロサンゼルス市内の病院で左膝の分裂膝蓋(しつがい)骨の手術を受けると発表した。全治8~12週間の見通しで今季中はプレーせず、昨年10月に受けた右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)のリハビリは中断する。早期決断により、来季の投打二刀流復活へ万全を期す。

 チームの休養日だった12日の米西部時間午後2時5分。エンゼルスが大谷が手術を決断したと発表し、米メディアも相次いで速報した。メジャー2年目は思わぬ形で終了した。

 ビリー・エプラーGMは「投手のリハビリで85、86マイル(約137~138キロ)と球速を上げていくうちに、症状が気になるようになり、手術を決断した」と説明。左膝の痛みは先天性で、スポーツ専門局ESPN電子版によれば、人口比で2%未満の症状だという。2月に初めて痛みを訴えた。同GMが10日朝に手術を提案し、大谷が11日朝に決断した。

 昨年10月に右肘手術を受けた大谷は6月26日にブルペン投球を再開。8月24日には最速87マイル(約140キロ)を計測した。しかし、以降は強度を上げず、今月1日を最後にブルペン入りしなかった。エプラーGMは「筋力トレーニングでスクワットをする時に(膝に負担がかかるため)重い重量を上げることができない」とも言った。

 昨年はシーズン終了まで打者でプレーした後に右肘を手術。今回は早かった。理由は2つある。一つはエプラーGMが「(投手のリハビリで)強度を上げていく中で、(膝を)かばうことになれば新たな問題も引き起こしかねない」と語ったリスクの回避。もう一つは、来季の二刀流復活へ万全を期す判断だ。

 術後は投手のリハビリに集中し、順調なら同2、3週間でキャッチボールを再開する。同10週間の11月下旬をメドにマウンドからの投球を目指す。バットスイング再開は12月の予定。来年2月のキャンプには十分に間に合う計算だ。エプラーGMは二刀流として来春キャンプに間に合うことを「期待している」と力を込めた。
 昨年9月。大谷は右肘手術を勧告された直後の試合で2本塁打。前夜も手術を決断した直後の試合で18号ソロと結果を出した。悔しさを胸にしまい、来季に備える。(柳原 直之)

≪エプラーGMに聞く≫ 
 ――左膝の痛みを初めて聞いた時期。
 「2月の時点で大谷選手から話があり、MRI(磁気共鳴画像装置)検査をした。日本ハム時代、花巻東時代から痛みがあったとは聞いていない」

 ――来年の投手復帰が遅れるか。
 「12月初めまでに投球(のリハビリ)プログラムを終わり、そのままキャンプに臨めることを期待している。術後10週間をメドに投球練習を再開し、さらに強度を上げていければ」

 ――打撃は。
 「スイングは、ほどなくできるようになる。順調なら12月か来年1月には打っているのではないか」

 ――長期的に不安が残るのか。
 「一般的に、あまり考えなくても良くなると理解している」

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