広島完敗 松山 意地の適時打も緒方監督「今日はいい試合ができなかった」

[ 2019年9月14日 05:30 ]

セ・リーグ   広島1―5巨人 ( 2019年9月13日    東京D )

4回1死一塁 左前適時打を放つ松山(撮影・白鳥 佳樹)
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 広島は13日の巨人戦(東京ドーム)に完敗し、2位浮上の好機を逸した。先発・九里が今季最短タイの4回3失点でKOされると、攻撃陣も敵の先発・山口の前に沈黙。松山竜平外野手(33)がキラーぶりを発揮し、意地の適時打で挙げた1点に終わった。山口には今季0勝3敗。クライマックスシリーズ(CS)でやり返すしかない。

 モチベーションの差なのか。昨季までの王者でも、V街道をひた走る巨人の前には刺身のつま役に甘んじた。敵地に詰めかけた赤ヘル党を落胆させる見せ場に乏しい完敗。緒方監督は「今日はいい試合ができなかった。先のことは考えず残り試合を全力で戦うだけ」と声を絞り出した。

 敵の先発・山口を攻略できなかった。1点を追う3回、先頭・会沢の四球から2死二塁の好機を築いたが、西川が初球の内角直球を打って右飛。2点劣勢の7回2死一、二塁では、代打・坂倉のバットが決め球のフォークに空を切った。

 唯一の見せ場は2点を追う4回だ。1死から鈴木が左前打で出塁し、すかさず二盗に成功。この好機に4番・松山は意地の適時打を放ってみせた。フルカウントからの6球目、外角低めのフォークを左前へ運び、二走・鈴木を生還させた。

 「しっかりとフォークに食らいついていきました」。今季の対戦打率・357、通算でも同・333、5本塁打、13打点を誇る山口キラー。試合中の広報コメントに覇気を込めても、敗戦に意気消沈する帰途では「また明日頑張ります」と話すのがやっとだった。
 「今日の山口は今年一番というぐらい直球が強く、フォークの精度もよかった。ウチの打者が後手に回った」と東出打撃コーチ。迎打撃コーチは攻略法について「決め球を持つ投手。カウント球から仕掛けていかないと」と話し、初球から振る積極性を求めた。

 山口にはこれで今季0勝3敗。登板試合に限れば6戦5敗1分と一度も勝っていない。それでいて広島戦の防御率は3・79だ。つまり、右腕への苦手意識は攻撃陣にないものの、この日のような好調時にいかに攻略するか…が重要になる。

 「CSで当たる可能性がある。対策を練らないと」と高ヘッドコーチ。状態がよかったからやられた…では、リーグ3連覇した王者の名が廃る。やられたらやり返す。ポストシーズンで倍返しだ。(江尾 卓也)

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