広島がV3王者の意地見せる 9月初安打の野間がパスボールで決勝ホーム「残り全試合勝つつもりで」

[ 2019年9月14日 19:08 ]

セ・リーグ   広島6―5巨人 ( 2019年9月14日    東京D )

<巨・広>10回1死三塁、パスボールで生還し、チームメートに迎えられる野間(左から2人目)=撮影・木村 揚輔
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 セ・リーグ3連覇中の広島が延長10回に巨人・大城のパスボールで決勝点を挙げ、連敗を阻止。首位・巨人とのゲーム差を5に縮めた。

 鈴木、松山の3、4番コンビで5点を叩き出すも、9回に守護神のフランスアが1点リードを追いつかれて突入した延長10回。8回に代走として途中出場し、この試合初打席となった先頭・野間が左中間への二塁打で出塁した。堂林の犠打で1死三塁とした後、代打・磯村の打席で巨人捕手・大城がパスボール。三走・野間が快足を飛ばして本塁へ生還して勝ち越し点を奪い、これが決勝点となった。

 野間は「何とかみんなでつないだ勝ちだと思います」とシーソーゲームを制して安どの表情。「何とか塁に出て相手にプレッシャーをかけられればいいかなと思って打席に入りました」と打席を振り返り「本当に勝てて良かったなと思います」と笑みをこぼした。野間にとっては8月31日のDeNA戦(マツダ)で2安打して以来となる自身の9月初安打。それがチームの勝利に結びついた。

 残り6試合。首位・巨人とは5ゲーム差あり、リーグ4連覇は絶望的となっているが、リーグ3連覇王者の意地もある。「残り試合、応援してくれるファンの皆さんにいい試合を見せられるように全力で頑張っていきたいと思います」と野間。「残り全試合勝つつもりで全員で頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

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