阪神・鳥谷 16度目キャンプイン初日に志願のフルメニュー「調整できる立場ではない」

[ 2019年2月2日 08:30 ]

阪神・鳥谷(左)は北條(中央)、坂本(右)らとノックを受ける(撮影・岩崎 哲也)
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 16度目のキャンプインは、阪神の若手と共に一から汗を流した。鳥谷が自ら志願し、キャンプ初日からフルメニューを消化。全てをやり終えると「メニューをこなさないと試合に出られないので。調整できる立場ではないし、負けないようにがんばります」と語り、帰路についた。

 午前9時15分ごろに球場入りした。キャッチボール、ノックなど午前中のメニューを終えると、ベテラン、外国人選手によるランチ打撃には参加せず午後の全体メニューへ。若虎たちと同じサイクルで打撃回りする姿は周囲から見れば新鮮だが、本人は当然のように黙々と打球を打ち返す。4本の柵越えを含む鋭い打球を連発。浜中打撃コーチは「かなり良い形で振れていた」と驚きの表情を浮かべていた。

 その後は室内練習場でカーブマシンと向き合い、みっちり振り込んで初日を終えた。球団最多記録の2066安打を放ってきたバットマン。マイペース調整を容認される立場でありながら、今春は自らを追い込んでいる。根底にあるのは「遊撃奪回」を成し遂げるための決意。その想いを誰よりも感じていたのが矢野監督だった。

 「ベテランのメニューに入っても良いんだけど、あえてそこに入らずに、その(全体)メニューをやるという。それだけでも分かるやろ。だから心配する必要もないし、逆に“すごいな”とか。チームにとってすごく良いことやな、と思って見させてもらっていた」

 北條ら一回り以上も年下選手との遊撃争いを勝ち抜ける確約は、現状、ない。ただ、異例中の異例である行動を、「当たり前」と言わんばかりの表情でやってみせる鳥谷の姿からは、並々ならぬ覚悟が伝わってくる。矢野阪神1年目。内野の要を巡る戦いは、めちゃくちゃアツい。(巻木 周平)

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