内海 新天地・西武でカット解禁予告 パ強打者斬りへ握り改良

[ 2019年2月2日 09:30 ]

南郷キャンプ ( 2019年2月1日 )

投内連携でチームメートと汗を流す西武・内海(撮影・尾崎 有希)
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 【キャンプ追球 ここにFOCUS】16年目で初のパ・リーグ。巨人から人的補償で西武に移籍した内海の「脳内回路」は、パ・リーグ仕様に変わっていた。捕手・森を相手にした初日のブルペンは、巨人時代のルーティン通り、直球とカーブのみで計40球。「初日にしてはまあまあ。フォームのバランスとかまだまだですが、元気よく投げられたので良かった」と感触を確認すると、今季のテーマを口にした。

 「カットを試したい。投球の幅を広げるには一番いい」。封印していたカットボールの解禁だ。その意図を説明する。「パ・リーグは、全球種をフルスイングしてくるイメージがあるから芯を外して打ち取れれば」。

 一般的に速球派がそろうパ・リーグでは、力勝負に屈しないためフルスイングしてくる打者が多い。ならば、技巧派左腕はそれを逆利用する。直球の軌道からわずかに横に滑らせることで、バットの芯を外す。これまで内海はチェンジアップやカーブなど、球速を落とした縦の変化球が中心だっただけに、投球の幅が一つ広がる。

 巨人時代も17年までは持ち球の一つだったが「2年前くらいに痛打されることが多くなって、消えていった」という。復活のきっかけは昨年12月に「遊びで投げていたときにうまくはまった」と手応えを感じたことだ。そして、1月6日からの奄美大島での合同自主トレで巨人時代の後輩・今村に伝授した際に自身もカットボールを投じたところ「いい感じだった。浮き沈みはあるが、いいときはいい横の曲がりのボールが投げられている」と解禁を決めた。

 握りは2年前とは少し変えたといい、すでにキャッチボールなどで投じている。新天地では一番乗りで球場入りした36歳は「第2クール目くらいから投げたい」と予告。やる気みなぎる133勝左腕はカットボールを武器にパ・リーグの強打者に挑む。(武本 万里絵)

 ▼西武森(ブルペンで捕手役を務める)球の質がよかった。コントロールもよかった。

 ≪パでは効果的ボール≫昨季、カットボールが結果球となった打席が15打席以上あった選手を、カットボールの打率上下位20人で並べると、リーグ間で差が表れた。得意な20人中、パ所属はわずか5人だけ。逆に不得意な20人は、半数以上の12人がパ所属だった。

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