ソフトBドラ1甲斐野「プロは凄い」甲斐と合体、予定超えて53球

[ 2019年2月2日 05:30 ]

ソフトバンク工藤監督(右)の前でブルペンで投げ込む甲斐野(撮影・岡田 丈靖)
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 宮崎市の生目の杜運動公園で球春を迎えたソフトバンクは、ドラフト1位の甲斐野央投手(22=東洋大)がブルペン入りし、甲斐拓也捕手(26)を相手に53球を投じた。最速159キロ右腕が、昨季日本シリーズMVP捕手に猛アピールし、キャンプのスタートを切った。

 ブルペンに足を運んだ甲斐野に、声がかかった。「甲斐野、ここで投げて!」。視線の先には、憧れの甲斐の姿。緊張した面持ちで、全力で腕を振った。

 「甲斐さんに初めて受けてもらって、プロのレベルは凄いなと感動した。凄く乗せてくれて、どんどん投げちゃいました」

 当初は20球程度の試運転の予定だったが、気がつけば53球。投手陣には2クール目までは直球だけを磨く指令が出ており、全て真っすぐを投じた。セットポジションからの投球で、途中にはクイックで4球。「真っすぐの精度を上げること。再現性というか何球投げてもそこにいくように(フォームを)身につけたい」と振り返った。

 1月3日には捕手を座らせて投球練習をこなすなど、早めに肩をつくった甲斐野だが、新人合同自主トレでは、高ぶる気持ちを抑え、ブルペン入りは同25日まで我慢した。キャッチボールでフォームや球の回転を意識し、キャンプに向けた調整に専念した。初日のブルペンを終え「ユニホームを着て投げるのは初めてだったので“始まったんだな”と思った」と振り返った。

 球を受けた甲斐は「見たことがなかったので興味があった。指にかかった球は強かった」と感想を口にした。投球後には「言いたいことがあったら何でも言って」とルーキーに歩み寄る気遣いも見せた。投球を見守った工藤監督は「ハマったとき、いいタイミングで投げたときはいい球を投げていた」と評価した。

 甲斐野に加え、ドラフト4位の板東(JR東日本)らA組に抜てきされた新人4投手が全員ブルペン入り。王貞治球団会長は「壮観だったね」と新戦力の投げっぷりに目を細めた。

 ドラフト2位の杉山(三菱重工広島)は、ブルペンで50球を投じた。工藤監督からアドバイスをもらう場面もあり「“右足を残せば絞れる”という話をしてもらった。何球かしっくりきた球はあったが、まだ確率が悪い」と振り返った。午前のランニングメニューについては「きつかったが楽しかった」と笑顔だった。

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