楽天ドラ1辰己 浅村超え12発!ギータばりフルスイングで存在感

[ 2019年2月2日 05:30 ]

楽天久米島キャンプの打撃練習で汗を流す辰己(撮影・三島 英忠)
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 注目のルーキーたちも、キャンプ初日から躍動した。楽天のドラフト1位の辰己涼介外野手(22=立命大)はフリー打撃で12発の柵越えを放つなど、パンチ力をアピールした。細身だが、ソフトバンク・柳田ばりのフルスイングも魅力。「トリプルスリー」を目標に掲げる関西学生リーグ歴代2位の122安打をマークした若武者が、いきなり存在感を発揮した。

 ルーキーとは思えない打球が、久米島の空に舞い上がった。辰己にとって初キャンプのフリー打撃。右翼へ左翼へ中堅へ――。自慢の広角打法で61スイング中12本の柵越えをマークした。

 「球を引きつけてミートする感覚を意識した。時々、力強いスイングができた。意識して飛距離も出したかった」

 初球の空振りはご愛嬌(あいきょう)。3スイング目でいきなり左翼に「1号」を放つと、バックスクリーン直撃が2本、右中間奥のネット最上部まで到達する特大アーチも。柵越えだけなら、昨季32発をマークした浅村を4発上回った。「柵越えは多かったけど、風が強かった(約8メートル)ので参考にならない」と謙遜したが1メートル80、74キロとスリムな体に秘めたパンチ力を見せつけた。

 1月の新人合同自主トレでは「強く振る」ことをテーマに掲げた。「20本塁打は打ちたい」。920グラムの重いバットをあえて大振りすることで、プロの投手に力負けしないスイングの体得を目指した。体重も入寮から3・5キロ増。明確な目的意識を持った取り組みが、この日の柵越え連発につながった。

 新人とは思えない「度胸」も周囲を驚かせた。練習中に平石監督から「緊張しているか?」と問われると「全く緊張していません!」と即答。「たいしたもん。堂々とやっていたね」と言えば、石井一久GMも「臆することなく、自分のペースでやれていたのは良い」と目を細めた。

 キャンプ初日から、辰己は時間を忘れるほど練習に没頭した。全体メニュー後は、15年に「トリプルスリー」を達成したソフトバンク・柳田をほうふつさせる“マン振り”で黙々とマシン打撃で汗を流した。「すごい方たちと一緒にやれているので、良いものを盗んでいきたい」。2日目以降は打撃だけでなく、50メートル5秒7&遠投125メートルの俊足と守備力もアピールする。(重光 晋太郎)

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