福留3年連続2桁アーチ 一発打てば今季10戦負け無し

[ 2017年8月3日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4―3広島 ( 2017年8月2日    マツダ )

3回表無死一塁、福留は同点となる右越え2ランを放つ
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 試合の流れを引き戻す白球が右翼上空に高々と舞い上がった。0―2の3回、無死一塁。阪神・福留のバットが大瀬良の2球目を完璧にとらえた。打った瞬間に確信する10号2ラン。“やられっぱなしでたまるか”と、40歳が特大の一発でナインを鼓舞した。

 「打ったのはカットボール。点を取って早く追いつくんだと思っていたので、早い段階で追いつくことができて良かった」

 国内では3年連続12度目の2桁に到達。直近の4安打中3本が本塁打と、ここに来て長打力で勝利に貢献している。これで福留が本塁打を打った試合は今季10戦10勝。8回に一時勝ち越しを許したものの「不敗神話」は生きていた。

 主将として迎える初めてのシーズン開幕前、ある思いを口にしていた。「若い選手にも優勝の味を知ってもらいたい」。自身は中日時代に3度のリーグVと1度の日本一を経験。その度に一回り成長してきたという自覚がある。

 「負けて学ぶこともあるというけど、勝って学ぶことの方が大きい。勝ったからこそ反省できる。負けると、悔しさしか残らない。なかなか反省するまでいけない」

 “何が何でも優勝したい”という思いは、その快感を知るからこそ沸いてくる。確かに広島との10ゲーム差は大きいが、2位に付けているのも事実。最後まで絶対に諦めない姿勢を誰よりも貫いているのが、他ならぬチーム最年長主将だ。自力V消滅という一つの危機を、まずはそのバットで救った。

 ロジャースが4番に座ってからは3番を任され、そろって勝負強さを発揮している。ここに糸井が復帰すれば、クリーンアップの厚みはさらに増す。鯉の一人旅を黙って見ているわけにはいかない。 (山添 晴治)

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