広島M点灯お預け 松山勝ち越し弾も今村まさかの救援失敗

[ 2017年8月3日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3―4阪神 ( 2017年8月2日    マツダ )

8回裏無死、右越えに勝ち越しソロ本塁打を放ち、ガッツポーズで雄叫びを上げる松山
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 勝利目前でまさかの結末だ。広島は2日の阪神戦(マツダ)に3―4で逆転負け。同点の8回、松山竜平外野手(31)の右越え7号ソロで勝ち越したものの、9回に登板した守護神・今村猛投手(26)が痛恨の救援失敗だ。DeNAが引き分けたため、3日の優勝マジック点灯はなくなり、4日からのDeNA戦へ持ち越しとなった。

 浴びるはずのスポットライトは無情にも消えた。勝利目前の最終9回に起きた想定外の暗転劇。直前に放った左腕からの劇弾が空砲となり、ヒーローになり損ねた松山からも笑みは消えた。真っ先に口を突いたのは自戒の言葉だった。

 「何とか試合に勝ちたかったけどね。もう少し早く打っておけばよかった…」

 2―2で迎えた8回の先頭打者。カウント1―1から阪神3番手の左腕・高橋が投じた137キロの内角直球を振り抜くと、打球は大歓声に後押しされて右翼最前列に吸い込まれた。7月7日のヤクルト戦以来となる勝ち越しの7号だった。

 「どうかな…と思って走っていたけど、入ってくれてよかった」

 阪神に勝ち、DeNAが中日に負ければ、優勝マジック「36」が点灯する一戦。残念ながら持ち越しとなり、殊勲弾もお立ち台も幻と消えたが、レギュラー定着を狙う松山自身にとっては価値のある一撃だった。

 「ずっと試合に出るためには、左投手から打っていかないといけない。ああいう1本が大事になる」

 左腕からの本塁打は16年5月22日の阪神戦で、同じ高橋から打って以来2本目。ベンチ待機が主だった昨季までと違い、今季は対左腕でも先発機会が増えている。7月21日の中日戦ではバルデスから先制打。チームの躍進を象徴するように、松山自身も進化する。

 「一戦一戦全力で戦っている。切り替えてしっかり臨みたい」

 痛恨の敗戦にも緒方監督は毅然(きぜん)と前を向いた。DeNAが引き分け、マジック点灯は最短4日の敵地・横浜での直接対決へ持ち越された。5番に定着する31歳も発した言葉に力を込める。

 「結果が出ているので、これからも継続していきたい。また明日から頑張りたい」

 小休止。リーグ2連覇へ向け、また一歩一歩前進するのみだ。 (江尾 卓也)

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