オリックス 奥浪と契約解除 免停中に接触事故「地元広島で早く次の準備をしたいという意向」に沿う

[ 2017年8月3日 16:48 ]

契約解除となったオリックス・奥浪
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 オリックスは3日、奥浪鏡内野手(21)に対し、契約を解除する旨を通達したと発表した。運転免許停止処分中だった5月に接触事故を起こし、球団から無期限謹慎処分を受けていた。

 シーズン終了後に戦力外通告する方針だったが、長村裕之球団本部長は「本人から申し訳ありません、という言葉もあった。シーズン中ということだが、本人も地元の広島の方で早く次の準備をしたいという意向があった。次の人生に向けて取り返せるように頑張れと本人に伝えた。今後野球を続けるかどうかなどは、こちらから言うことではないので差し控えたい」と述べた。

 奥浪は5月22日午後7時30分ごろ、大阪市内で車を運転中に2人乗りのバイクと接触。奥浪が同17日にスピード違反で30日間の運転免許停止処分を受けており、処分期間中の事故であることを重く見て、球団は無期限謹慎処分を通告したことを5月23日に発表していた。

 高卒4年目で昨年は15試合に出場。今季ここまで1軍出場はなかったが、右の長距離打者として期待を集めていた。

 ◆奥浪 鏡(おくなみ・きょう)1995年(平7)8月29日、広島県生まれの21歳。創志学園では1年夏からベンチ入りも甲子園出場なし。13年ドラフト6位でオリックス入団。14年のフレッシュ球宴で本塁打を放ち優秀選手に輝いた。16年6月14日の阪神戦(甲子園)でプロ初出場初安打。1メートル76、100キロ。右投げ右打ち。

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