マエケン10勝!ダル加入刺激 今季日本人投手一番乗り

[ 2017年8月3日 05:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース3―2ブレーブス ( 2017年8月1日    アトランタ )

1回1死、サンタナの投直を好捕する前田
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 ドジャースの前田健太投手(29)が1日(日本時間2日)、ブレーブス戦で7回を2安打無失点に抑え、10勝目(4敗)をマークした。メジャー移籍1年目から2年連続の2桁勝利は、日本投手5人目。レンジャーズからダルビッシュ有投手(30)がトレード移籍し、先発争いがさらに激化。ローテーション生き残りへ強烈なアピールとなった。

 正捕手のグランダルは「今季受けた中で最高の球だった」と絶賛した。7回1死、5番のフラワーズを空振り三振に斬った内角低めのシンカー(ツーシーム)だ。前田は93マイル(約150キロ)を内角低めに沈ませ、6個目のKマークを並べた。

 「全球種を投げ分けられた。(2桁は)凄く自信になる」

 今季の日本投手で最速の10勝目。直球や他の球種もさえ、テンポよくストライクゾーンを攻めた。4回まで無安打で二塁すら踏ませなかった。今季初めて防御率3点台(3・79)まで向上。4月が6・58という滑り出しから改善し「長かったですね。ようやく見られる数字になってきた」と白い歯を見せた。

 同じ大阪出身で2学年上のダルビッシュは中学のボーイズリーグ時代から知っている特別な存在だ。10年の交流戦ではダルビッシュが打席の前田に「僕の球を楽しみにしているだろうから」と多彩な変化球を披露。前日のトレード決定後は前田に「よろしく」と連絡がきた。「凄く尊敬している投手の一人。たくさん話を聞けたら」と前田。認め合う2人が共闘する。

 一方、ダルビッシュの加入で、充実した先発陣の競争がさらに激しくなった。4、5番手を争う柳賢振(リュヒョンジン)やマッカーシーと比べ、前田が不利なのは契約上、いつでもマイナーに降格させるのが可能なこと。昨季は前半戦、後半戦ともに8勝を挙げたが、防御率はそれぞれ2・95、4・25。ポストシーズンも6・75と不振だった。

 「自分の内容、結果を出すしかない。去年の最後よりも、自分の投球に手応えがある」

 29年ぶりの世界一を目指すド軍のローテーションに生き残るため進化を重ねる。 (奥田秀樹通信員)

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