阪神・ロジャース土壇場逆転V撃!“パンダ”が猛虎救った

[ 2017年8月3日 05:56 ]

セ・リーグ   阪神4―3広島 ( 2017年8月2日    マツダ )

9回表1死満塁、ロジャースは逆転となる左前2点適時打を放つ
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 パンダが猛虎を救った!阪神は2日の広島戦(マツダ)に4―3で逆転勝利した。新外国人のジェイソン・ロジャース内野手(29)が1点を追う9回1死満塁から左翼へ逆転2点適時打を放ち、熱戦に終止符を打った。敗れていれば、自力優勝の可能性が消滅する危機的状況を一振りで打破した。

 “客寄せ”にはとどまらない。グラウンドに上がれば、きっちり仕事をするのがタテジマに袖を通すパンダの強みだ。ロジャースがチームに漂う暗雲を一撃で振り払った。

 「それまでの打席の内容が悪くて、取り返したい気持ちだったのでね。実際に取り返せて、チームに貢献できて良かったよ」

 1点劣勢の崖っぷち9回。広島の守護神・今村を攻め、1死満塁の絶好機で巡ってきた第5打席だった。2球目の内角直球を持ち味であるコンパクトな振りで捉えると、打球は左翼線で弾んだ。

 二者を生還させる逆転適時二塁打。4打席目までは2四球こそ選びながら2打数無安打と沈黙していただけに土壇場で存在感を見せつけた。

 負けるか、引き分けで自力優勝の可能性が消滅する瀬戸際。試合展開だけでなく、ペナントレースにおいても追い詰められていた一戦だった。窮地の猛虎を救った殊勲打を金本監督も称賛した。

 「やっぱり選球眼がいい。2球続けてボール球に手を出さない。1球見て、ちゃんと学習できるというかね。そこをウチの打者も見習ってほしいね」

 糸井の離脱に伴う緊急昇格から13試合で打率・326、4本塁打。若手の手本に挙げるほど指揮官からの信頼も厚い。「米国でもやっていて、体調の維持もできている」と夏を迎え、水風呂に入ることを米国でもルーティンとしている。酷暑でもバテない。パンダの“水浴び”が好調の秘訣。さらに今年からアルコールの摂取を控え、密かにダイエットにも成功。公称117キロは実は110キロ台だ。

 文句のつけようのない活躍に球団関係者も「結果を残せば、来季の契約更新も検討する」と話すなど「駆けつけ助っ人」の域にとどまらない。

 6回には2死二塁のピンチ背負った小野に、笑顔で声をかける場面があった。「今日の打撃練習後に小野がまだプロで勝てていないと知ったんだ。1勝をプレゼントしたかったから」。パンダが愛され、活躍できる理由はたくさんある。(遠藤 礼)

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