オリドラ1吉田正 2戦連続弾!ブーマー氏絶賛「パワーある」

[ 2016年9月10日 05:30 ]

<オ・ソ>8回無死、吉田正は右越えに勝ち越しソロ本塁打を放つ

パ・リーグ オリックス4―3ソフトバンク

(9月9日 京セラD)
 3打席凡退していても、プラス思考は変わらない。オリックスのドラフト1位ルーキー・吉田正がソフトバンクを首位から陥落させる2試合連続のアーチを描いた。

 3―3の8回、森福のスライダーを捉えた打球は高々と舞い上がって右翼席へ。「失投ですかね。捕手の“うー”という声が聞こえたので。正直、入るとは思わなかったので“ギリギリで入ってくれ”と思って見ていた」とボールの行方を目で追いながら、祈った。

 「悪いイメージだと振れなくなる」と、常にプラスのイメージを膨らませるのがルーティンだ。前日はリーグトップの14勝を挙げている左腕・和田から同点2ランを放ち、プロ入り初のお立ち台に上がった。この日も左腕から決勝弾。2日連続のお立ち台では「こういう場面で打てて良かった」とはにかんだ。「左対左」を苦にしない。7本塁打のうち、3本が左投手からマークしている。

 「これだけ思いっきり振れる選手は久しぶりに見た」。14年まで青学大を率いた河原井正雄前監督は、吉田正の入学時の印象をこう語る。東都リーグでは1年春から神宮デビューを果たした。小久保裕紀、井口資仁ら長距離砲を育てた名将が舌を巻くほどの「振れる魅力」を持っていた。試合前には84年に前身の阪急で3冠王に輝いたブーマー氏が訪れ、ともにプレーした福良監督らを激励。1メートル73と小柄ながら柵越えする吉田正の打撃練習を見守り「彼はパワーがある」と驚いていた。

 プロ1年目の今季は3月25日の西武との開幕戦(西武プリンス)で「1番・DH」でスタメン出場。6試合連続安打を放つ上々のスタートを切ったが、腰痛で4月24日に出場選手登録を抹消され、再昇格は8月12日だった。離脱した悔しさを振り払うように、フルスイングを貫く。そんな姿に福良監督は「楽しみですね」と目を細める。チームは12球団で最も遅い50勝到達となったが、ルーキーの存在は来季への明るい材料になっている。

 残り18試合で、2桁本塁打まであと3本。23歳は「どうせなら打ちたい」と闘志を燃やした。

 ◆吉田 正尚(よしだ・まさたか)1993年(平5)7月15日、福井県生まれの23歳。小1から麻生津ヤンキースで野球を始める。足羽中では鯖江ボーイズに所属。敦賀気比では1年春からベンチ入りし同年夏、2年春に甲子園出場。青学大では1年春秋にDH、3年秋に外野でベストナイン。1メートル73、80キロ。右投げ左打ち。

続きを表示

この記事のフォト

「第101回全国高校野球選手権大会 各地区結果」特集記事

「第90回(2019年)都市対抗野球大会」特集記事

2016年9月10日のニュース