巨人・長野 プレーボール弾 広島V阻止「胴上げは見たくない」

[ 2016年9月10日 05:30 ]

<ヤ・巨>初回無死、初球先頭打者本塁打を放つ長野

セ・リーグ 巨人5―2ヤクルト

(9月9日 神宮)
 勝利の余韻などない。試合直後。巨人・長野の頭は、広島との直接対決に切り替わっていた。

 「胴上げは見たくないのでまた明日、あさって勝てるように」

 負ければ、この日試合のない広島の優勝が決まる一戦。プレーボールの直後だった。デイビーズの初球、外角高めの直球を振り抜いた。打球は伸び、バックスクリーン左へ飛び込む10号ソロ。12年に初回裏の「初球先頭打者弾」はあったが、表の「プレーボール弾」は自身初。「初球をしっかり捉えられた。先制できて良かった」と喜んだ。

 思い切りの良さが売り。先頭打者本塁打は今季2度目で、通算9本目となった。今季の1本目はくしくも7月27日の広島戦(京セラドーム)だった。1ボールから、ジョンソンのファーストストライクを左翼席に運んでいた。初球に対して「あまり意識はしていない」と話すが、ファーストストライクに打率・314と高い集中力を誇る。

 新選手会長として迎えた今季の開幕前。「選手会長というよりは、一選手として今シーズンが勝負」と背中で引っ張る覚悟を決めた。昨季は右膝と右肘の影響で自身最低の打率・251。7日の阪神戦(甲子園)まで全125試合でスタメンを張ったが、前夜は相手先発との相性などから初めてスタメンを外れた。坂本の代打逆転弾で広島の本拠地胴上げを阻んだが、期するものはあった。

 長野のプロ入りから7年連続2桁本塁打で口火を切り、村田も左越え19号3ラン。日大コンビで初回に一気に突き放した。10日から東京ドームで広島2連戦。村田が「(胴上げは)見たくない」と言えば、高橋監督も「その前に勝った負けたというところで勝たなくてはいけない」と言った。最後に長野は「勝つだけ」と短い言葉で締めた。 (神田 佑)

 ▼巨人・亀井(4回に5点目となる右越え3号ソロ)外寄りのスライダーをしっかり捉えられた。なかなか結果が出ていないが、いい集中力を持って打席に入れている。

 ≪過去4度負けて胴上げ目撃≫巨人が勝ち、マジック1とした広島の胴上げを先送りした。10日から広島との2連戦で優勝を阻止するためには2連勝が絶対条件になる。2リーグ制後、巨人が優勝に王手をかけたチームとの対戦に敗れ、目前で胴上げされたのは
 年・ 月・ 日 相手 球 場
75・10・15 広島 後楽園
95・ 9・30 ヤクルト 神 宮
05・ 9・29 阪神 甲子園
06・10・10 中日 東京D
 と4度。うち本拠地では75年、06年と2度あるが今回はどうか。

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