智弁のプロ注目砲・岡本 いきなり満塁弾!スカウト絶賛「千両役者」

[ 2014年7月20日 05:30 ]

<智弁学園・平城>7回裏1死満塁、智弁学園・岡本は右越えに満塁本塁打を放つ

奈良大会2回戦 智弁学園8―1平城

(7月19日 佐藤薬品)
 まさに千両役者だ。1―1の7回、1点を勝ち越し、なお無死満塁。1ストライク3ボールからの5球目は外角高めのボール球だったが、プロ注目のスラッガー、智弁学園の岡本和真内野手(3年)は「体が勝手に動いた」とバットを振り抜いた。真芯で捉えた打球は大きな弧を描いて右翼席へ吸い込まれた。

 高校通算71号は満塁弾。「投手が頑張り、みんながつないでくれて打てた本塁打。感謝したい」。昨夏の初戦に続く、2年連続のグランドスラムで岡本の夏が始まった。

 プロのスカウト陣も度肝を抜かれた。阪神の畑山俊二スカウトは「千両役者やね。スター候補。日本人のホームランバッターは近年いないけど、その可能性を持った選手」と評した。中日の米村明スカウトも「社会人も含め、右打者ではNo・1」と舌を巻いた。

 今春センバツでは三重戦で衝撃の1試合2本塁打。しかし、5月下旬に左肘に死球を受け、6月上旬には腰を痛めた。それでも時間を無駄にはしなかった。「ケガをした分、自主練習で埋めた」と、厚手のジャンパーを着込んで50メートルダッシュ×30本を繰り返した。太腿回りは済美のプロ注目右腕・安楽と同じ68センチ。強じんな下半身をつくり上げた。

 岡本家では例年、豚肉の入ったしょうゆベースの鍋を夏の試合前日に食すという。今回は母親に特別にお願いし、2日連続の鍋で出陣した。「奈良で一番しんどい練習をしてきた。その差を見せたい」。怪物はさらに凄みを増して、聖地を目指す。

 ◆岡本 和真(おかもと・かずま)1996年(平8)6月30日、奈良県生まれの18歳。北宇智小1年から野球を始め、五條東中では「橿原磯城シニア」に所属し、投手と三塁手。2年時に全国大会3位。3年時にシニアリーグの日本代表で4番を務めた。智弁学園では1年春からベンチ入りし、同秋から4番。高校通算71本塁打。50メートル走6秒8、遠投100メートル。1メートル83、95キロ。右投げ右打ち。

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