JR東日本ベテラン片山が3回2/3完全8K救援

[ 2014年7月20日 05:30 ]

<JR東日本・室蘭シャークス>6回1死一塁から登板したJR東日本2番手・片山

都市対抗野球第2日 JR東日本4―0室蘭シャークス

(7月19日 東京D)
 ベテランの貫禄十分だった。1―0の6回1死一塁。JR東日本は、先発の新人・関谷に代わり、片山が救援。「厳しい場面だったけど、経験はあるので大丈夫でした」と後続を2者連続で見逃し三振に仕留めた。打者11人に対して8奪三振。外角への直球がさえ、パーフェクト救援で試合を締めた。

 社会人10年目の31歳。「冷静に周りを見られるようになった」と振り返る。きっかけは連覇がかかった12年の都市対抗決勝。JX―ENEOS相手に2点リードの6回途中から継投したが、山岡に逆転3ランを浴びた。「打たれないと分からない」。打者との駆け引きや間合い、捕手との呼吸。技術だけに頼らない投球は苦い経験も積むことで身についた。

 堀井哲也監督は散発2安打と好投していた関谷を代え、あえて早めの継投策に出た。そこには明確な理由があった。「片山がいるからこそできるリレー。さすがです」。優勝した11年も初戦は1―0発進。2年連続で、決勝で涙をのんだチームが吉兆スタートを切った。

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2014年7月20日のニュース