原拓 古巣・西武戦打ちまくり 強烈恩返しV打

[ 2014年4月19日 07:57 ]

<西・オ>10回無死三塁 原拓は右中間へ勝ち越しの適時二塁打を放ちベンチに向かってガッツポーズ

パ・リーグ オリックス2-1西武

(4月18日 西武D)
 延長10回、オリックスは伏兵の一打が試合を決めた。先頭の坂口が右中間三塁打で出塁すると、続く原拓が十亀の直球を右中間に飛ばす勝ち越し適時二塁打。右手でガッツポーズをしながら一塁を回り、二塁上で再びこぶしを突き上げた。「ベンチでみんなが喜んでくれて、込み上げてくるものがあって、思わずガッツポーズしちゃいました」。12年オフに西武からトレード移籍した背番号2が、古巣に強烈な恩返しをした。

 昨年の西武戦は40打数15安打の打率・375。「みんなに言われるんですが、何でなんですかね」と好相性に本人も首をかしげるが、この日も期待に応えた。特に岸に対しては7打数4安打の打率・571と抜群で、だめ押しとなる適時三塁打を放った4日の西武戦に続き、岸キラーとしてスタメン抜てき。そんな森脇監督の思惑がピタリと当たった。

 値千金の一打で、首位ソフトバンクとゲーム差なしに再接近。原拓は「今年は絶対に優勝するという気持ちで戦っているので、(古巣の)球場とか関係なくうれしい」とはにかんだ。

 ペーニャや糸井だけでなく、日替わりヒーローの誕生でチームに勢いがつきそうだ。

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2014年4月19日のニュース