マー君の手本に…黒田、白星逃すも投球回は25試合連続で5回超え

[ 2014年4月19日 15:20 ]

<レイズ・ヤンキース>5回2/3を3失点の投球を見せた黒田

ア・リーグ ヤンキース5―11レイズ

(4月18日 セントピーターズバーグ)
 不本意な内容だった。5回2/3を投げて7安打3失点。6回に1点差に迫られ、なお2死一、二塁と走者を残してマウンドを降りたヤンキースの黒田は「真っすぐしか頼れる球がなかった。(3回までは)ゲッツーが欲しいところで取れたし、流れは良かったが、決め球がどうしてもなかった。その場しのぎでしか投げられなかった」と、投球を振り返った。

 立ち上がりから制球に苦しんだ。2、3回は先頭打者に出塁を許すも併殺で切り抜けたが、4回に2死からピンチを招いて2失点。6回途中で投球数が99球に達しては、降板もやむを得ない状況だった。

 降板後に救援陣が崩れて今季3勝目は逃したが、良くないなりに粘り強い投球でリードを守った。これで3回途中降板となった昨年5月22日のオリオールズ戦以降は、25試合連続で投球回は5回を超えている。

 昨シーズンは32試合に先発して11勝13敗と黒星が上回ったが、5回を待たずに降板したのはわずか2試合だけ。常に先発投手としての役割を果たしてきた。今季からヤンキースに新加入した田中にとっても黒田は最良の“お手本”となるはずだ。

続きを表示

この記事のフォト

2014年4月19日のニュース