伊東監督勝った一騎打ち 原巨人から石川“強奪”

[ 2013年10月25日 06:00 ]

ロッテ・諸積スカウト(左)から、伊東監督の直筆メッセージと交渉権獲得の抽選券を手渡され、笑顔を見せる石川歩

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(10月24日)
 【ロッテ1位 石川歩 投手・東京ガス】ドラフト会議開始から3時間半後の午後8時半。「一緒に優勝目指して頑張ろう!」という伊東監督の直筆メッセージが記された当たりクジを、林信平球団本部長から受け取った石川は初めて浴びる無数のフラッシュに照れ笑いを浮かべた。
【指名選手一覧 石川歩】

 「少しは実感が湧いてきた。(伊東監督の)ガッツポーズを見たときは鳥肌が立った。1年目からしっかり活躍したい」

 2年越しの夢をかなえた。社会人2年目の昨年はドラフト候補に名前が挙がりながら指名漏れし「だいぶ落ち込みました」。しかし、菊池壮光監督から「東京ガスを背負う投手になれ」と活を入れられ「今年は勝負をかけた」という。悔しさをバネにランニングやウエートトレーニングで追い込み、球速は150キロに到達。「去年の自分とは全然違う」と自信を持って臨んだ都市対抗では2勝を挙げて8強入りに貢献した。また、今月上旬の東アジア大会(中国)では守護神としてチームを優勝に導き、先発、抑えの両方の適性があることを示してみせた。

 楽天・田中、広島・前田健らと同じ88年生まれ。滑川(富山)では甲子園出場経験はないが、中部大を経て東京ガスに入社。1メートル86の長身から繰り出すスピンの利いた直球に加え、落差のあるカーブ、シンカーが武器だ。巨人との一騎打ちの抽選の末、交渉権を引き当てた伊東監督は右拳を握り「2桁以上勝てる投手になってほしい」と待望の先発投手の指名に成功し、早くも高い期待を寄せた。

 同じ富山出身の西野がいるロッテについて「雰囲気の良いチーム。活躍して地元を盛り上げていきたい」と石川。色紙には「全力」と記し「気持ちの隙が出ないように常に全力でいきたい」と力を込めた。これまで無名の存在だった遅咲きの黄金世代右腕が、ようやくプロの世界で歩み出す。

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