松井めぐり駆け引き…オリの吉田一本釣りに驚き「考えられない」

[ 2013年10月25日 05:01 ]

交渉権確定に星野監督のサインが書かれた用紙と楽天のグッズを手に笑顔の松井

2013年ドラフト会議

 最大8球団の指名もあるとさえ言われた、桐光学園・松井には結局5球団が競合した。一方で西武が1位指名した大阪桐蔭・森、オリックスの1位・JR東日本の吉田は、単独指名に。各球団の駆け引きが指名直前まで続けられた。

 中日、ソフトバンク、DeNAなど、当初から松井指名を公言していた球団とは違い、楽天は松井指名に積極的ではなかった。それが一転したのは、本当にドラフト直前だった。「23日から24日にかけて」と星野監督。「競合してもいいじゃないか。松井で行こう」と指揮官が強く推して球団も腹が決まった。

 背景には松井人気で降りる球団もあり、7球団も8球団も指名しないという読みがあったものとみられる。

 好投手の呼び声高く、競合必至とみられていた吉田が一本釣りでオリックスが交渉権を獲得したことに、各球団から驚きの声が上がった。日本ハムの山田GMは「吉田が単独というのはね…」と逃した魚が大きかったことにため息。DeNAの高田GMは「吉田に1球団というのは考えられない」とオリックスが松井人気の裏で見事に吉田指名の戦略が当たったことを傍観するしかなかった。

 セ・リーグのある球団のスカウトが「ことしは1位ではずれると苦しい年」と話していた。言葉は悪いが“不作”といわれる年というのがスカウト陣の共通した見方だった。2度も3度も外すと厳しいドラフトだった、と言わざるを得ないが、現段階で判断を下すのは早計だろう。入団して実際にプレーして結果が出てから、豊作だったか不作だったか判断してからでも遅くはない。指名選手の動向に注目したい。

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