大谷 21日楽天戦二刀流デビューへ 左対左マルチV打

[ 2013年3月9日 06:00 ]

<教育リーグ西・日>初回、大谷(中)は左翼線へ先制の適時二塁打を放ち、ナインの出迎えに笑顔を見せる

イースタン教育リーグ 日本ハム2―0西武

(3月8日 西武第2)
 日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18=花巻東)が8日、イースタン教育リーグの西武戦(西武第2)に「3番・DH」でフル出場。初回に先制二塁打を放つなど左腕2投手から2安打を放った。教育リーグでは出場2試合連続のマルチ安打と決勝打をマーク。10日の同リーグ・ヤクルト戦(鎌ケ谷)で投手での実戦デビューする大谷は、早ければ21日の1軍の楽天戦(東京ドーム)の中で投手と野手の両方で出場する「二刀流デビュー」を果たす。

 「左対左」も関係なかった。初回1死二塁。大谷は2ボール2ストライクから西武の6年目左腕・武隈が投じた136キロの直球を左翼線に先制二塁打。右肩が開くことはなく、左足に体重が残っていた。

 「スライダーが来るかと思って狙っていたけど、(直球に)しっかり対応できたので良かった」

 対外試合での左腕との対決は2月26日の広島との練習試合(名護)で江草に二ゴロに抑えられて以来2度目。左腕相手だと体が早く開いて引っ掛ける打球が多いため、普段のティー、フリー打撃で逆方向を強く意識してスイングを繰り返す。追い込まれ、狙い球が違ってもイメージ通りの打撃を披露し「左投手は好きではないけど嫌とも思わない。右投手と同じように打てていければいい」と平然と言った。

 この日、チームは千葉・鎌ケ谷を午前7時15分に出発したが、渋滞に巻き込まれて到着は9時53分。予定より30分近く遅れた。大谷はあす10日の投手デビューに向けてブルペンで28球の調整。試合前はティー打撃のみでフリー打撃を行う時間はなかった。ぶっつけ本番。それでも打った。6日の巨人とのオープン戦(札幌ドーム)は3打数無安打。それでも「精神的に1軍の雰囲気の中でやらせてもらったのは大きい。数をこなすことで気持ちに余裕が出てくる」と経験を力に変えた。6回には左腕・宮田から一塁強襲の内野安打を記録した。

 10日には投手として待望の実戦初登板。その先にあるのが投手と打者での同一試合への出場だ。二刀流デビューについて、栗山監督は「開幕までに(1軍で)一度と思っている」と明言。早ければ21日の楽天戦、遅くてもオープン戦最終戦となる24日のヤクルト戦(札幌ドーム)で実現する見通し。その結果次第で、開幕1軍も夢ではなくなってくる。

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