強制収容体験の日系人が始球式「ずいぶん時代が変わった」

[ 2013年3月9日 06:00 ]

アスレチックス・中島(左端)、岡島(右端)と記念写真に納まる(左2人目から)入山正夫さん、銭村健三さん、古川哲男さん

オープン戦 アスレチックス7―3マリナーズ 

(3月7日 フェニックス)
 第2次世界大戦中に日本に協力する恐れがあるとして強制収容された日系人が始球式を務めた。

 アリゾナ州の収容所内に野球場を造って70年になることを記念したもので、3人が登場。一塁手兼投手だった古川哲男さん(85)は「日本人大リーガーは頑張らないと駄目だよ」とにこやかに話し、遊撃手だった入山正夫さん(91)は「日系人にも良い選手はいたんだが、相手にしてもらえなかった。ずいぶん時代が変わった」と感慨深げだった。

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