黒田 後半戦へ抱負「好不調の波を少なくしたい」

[ 2010年7月17日 10:49 ]

 米大リーグ、ドジャースの黒田は16日、全体練習前の静かな外野で、猛暑に体を慣らすように黙々と走った。17日(日本時間18日)のカージナルス戦で後半戦初先発する。「ここからは一戦一戦が大事になる。好不調の波を少なくしたい」と気を引き締めた。

 相手は昨季プレーオフ、地区シリーズで競り勝った強豪で、黒田は「そういう意味でも重要な登板になる」。練習で一緒になった相手エースのカーペンターに歩み寄ると、通訳を通じて精神面などについて話し込み、意識を高めた。

 前半戦は7勝7敗。先発の中心として安定した投球を続けたが、最後に2連敗した。それでも、けがなく前半戦を乗り切れたことが表情を明るくする。球宴休み中も完全休養にはせず13日に本拠地で体を動かした。

 1年目は右肩痛に苦しんだ。昨季は開幕後に脇腹を痛め、8月には試合中に打球が頭部に当たって、その後も首痛に苦しんだ。3年契約の最終年は、過去の経験を生かし、最も期待できる状態で後半戦を迎える。

 初の2けた勝利について問われ「当然、最低でも2けたは勝ちたいが、あまり数字にはこだわらない」とさらり。「先が見えて体にむち打つ時期。またシャンパンファイトをしたい」と強く目標を掲げた。(共同)

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2010年7月17日のニュース