河辺愛菜 62.69点 トリプルアクセルは転倒も「この舞台が楽しめたのは良かった」

[ 2022年2月15日 19:39 ]

北京五輪第12日・フィギュアスケート女子SP ( 2022年2月15日    首都体育館 )

<北京五輪 フィギュア>女子SP、演技をする河辺愛菜(撮影・小海途 良幹)
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 五輪初出場の河辺愛菜(木下アカデミー)がショートプログラム(SP)で62・69点をマークし、フリーへの進出は決めた。

 ビバルディの「冬」に乗り、冒頭でトリプルアクセル(3回転半)に挑んだが転倒。その後のルッツ―トーループの連続3回転、3回転フリップは着氷するも、スコアは自己ベストに遠く及ばなかった。

 「お昼の練習では調子も良くて、自信はあったけど…。直前で自分に集中できなくなっちゃって。何があっても自分に集中しないといけなかった。それがミスにつながったのは悔しかったけど、それ以外の表現とかはやりたいことが出せた。この舞台が楽しめたのは良かった」

 演技前の6分間練習で思うようにジャンプを試せないまま、本番へ。抱えていた不安がミスにつながった。

 「全日本より緊張感はなかったけど、独特な雰囲気はあって、逆にそれが楽しかったりもした。周りで見ている外国の方とかが盛り上げてくださったりして。五輪で滑っているなと思うと、うれしくなった」

 五輪という舞台に立ち、いろいろな感情を抱いた17歳。再びトリプルアクセルを組み込むフリーでは、思い描いた演技を披露する。

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