ビッグエア男子 国武大晃は4位 メダルまであと一歩…「表彰台と4位という差はでかい。すごい悔しい」

[ 2022年2月15日 15:15 ]

北京五輪第12日・スノーボードビッグエア男子予選 ( 2022年2月15日    首鋼ビッグエア競技場 )

ビッグエア予選の国武大晃(AP)
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 スノーボードのビッグエア(BA)男子決勝が15日に行われ、国武大晃(20=STANCER)、が4位、大塚健(20=バートン)は9位に入った。

 国武は1回目で高難度のバックサイド1800に挑み、82・25点をマーク。3回目はバックサイト1620を決めて84・00点。メダルまであと一歩の惜しい4位となった。

 試合後には「最後の最後にまくられてしまって正直すごい悔しい」と悔しさをにじませながらも「この舞台に立てて光栄に思います」と清々しい表情。「やりたいことは表現できたし、ちょっとうまくいかない部分もあったんですけど、とりあえず楽しかった」と語った。

 前回15歳で出場した平昌五輪は予選落ち。それから4年「隠れて努力していて、それがかなったわけじゃないけど実力は発揮できたのかなと。4位という結果なので…もうちょっとスキルアップしてイタリアに向けて練習していきたい。やはり表彰台と4位という差はでかいのですごい悔しいけど…自分ではけっこういい結果だったのかなと思います」と振り返った。

 予選では3回の演技で2種類の回転を行い、高い方から2回の合計得点が採用。29人で争われ、国武は1回目に83・75点で全体3位の高得点を出し、3回目の74・50点とあわせ、158・25点の全体4位で通過した。「全部決められたので、結構安心している。バックサイドのスピンも飛距離がかなりあって点数がついてきた。スイッチバックサイドを練習してきて、今回やっと大会でメークできたので良かった。決勝は今のランでは到底届かないので、ケガなく攻めて楽しみたい」と話していた。

 ▽ビッグエア 高さ30~40メートル、斜度20度以上の台から約70メートルの助走を滑り降り、1回のジャンプ技で競う。技の難易度や大きさ、出来栄え、着地の安定性などで採点される。五輪は18年平昌大会から正式種目として採用された。予選は3回の試技のうち高い方から2つの合計得点が採用され、上位12人が決勝へ。決勝も3回滑り、高い方から2回の合計得点で順位が決まる。

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2022年2月15日のニュース