【鬼塚雅 一問一答】2回目は「怖かったけど、“やらないとダメだな”と思った」

[ 2022年2月15日 12:42 ]

北京冬季五輪第12日 スノーボード女子ビッグエア決勝 ( 2022年2月15日    首鋼ビッグエア競技場 )

<北京五輪 ビッグエア女子決勝>1回目の試技をする鬼塚雅(撮影・小海途 良幹)
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 女子決勝が15日、行われ、鬼塚雅(23=星野リゾート)は11位だった。金メダルはアナ・ガサー(オーストリア)が獲得し、2連覇を達成した。

 鬼塚は1回目でキャブ1260に挑んだが、着地でバランスを崩し、体ごと地面にたたきつけられた。しばらく起き上がれず、痛みで顔をゆがめた。駆けつけたスタッフに抱えられながらコースから退いた。顔面を流血したが止血処置を施して2回目へ向かい、再びキャブダブルコーク1260に挑戦。着地を乱したが、果敢に挑んだ。3回目はフロントサイドのダブルコーク1080にトライ。着地でバランスを崩し、合計点は65・25点だった。

 以下、鬼塚との一問一答。

 ――率直な気持ちは。
 「ずっと4年間練習してきたキャブダブル12がちゃんと立てなくて残念だけど、アナが勝ってくれたので良かった」

 ――2回目の怖さは。
 「めちゃくちゃ怖かった。けっこう怖かったけど、“やらないとダメだな”と思った。今まで練習してきた自分がいるから、“ここで諦めたらダメだな”って思ってやった」

 ――今大会を振り返って。
 「ダメだったなって思うような大会」

 ――4年間の取り組みを振り返って。
 「一番頑張ってきたと思って挑んだ。キャブダブル12に挑んだことを誇りに思いたい」

 ――4年後の思いは。
 「まだ考えられない」

 ――アナの金メダル獲得について。
 「アナとは技も一緒で、かけてる時間も同じだと思うのでとてもうれしい」

 ――悔しさは。
 「自分に対しては悔しいけど、アナが勝ったことにはまったく悔しくない」

 ――足りなかったと思うことは。
 「私が思う全ての努力はしてきた。何も足りないところはないと思って挑んだので、私ができる全てはこれだったのかな」

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2022年2月15日のニュース